アンドロメダ座 M32楕円銀河(NGC221、M31の伴銀河)
画像①UV IR-Cutフィルター使用、左上はM31中心部
画像②ASIAIRによるアノテーション(左上に小さくM31と、M32は表示されず)
画像③FitsファイルのAstapによるアノテーション、縮小すると文字が潰れるので、書き足し(右下の曲線は、M31の範囲を示している。)
画像④スカイアトラスによる写野
130PDSでのテスト観望は続く、本日はAZ-GTiの延長ピラーをはずし、望遠鏡の搭載位置を低くした。極軸はPS Aligh Proで簡単に合わせた状態。今日も雲があるが、アンドロメダ座方面は雲が切れているように見える。
そしてM32楕円銀河、写りました。
アンドロメダ銀河やさんかく座銀河と違い小さいが、ハッキリ見える。FMA135で、極小の銀河を見てきた私にとっては新鮮。
*130PDS、口径13cm焦点距離650mmF値5のニュートン反射望遠鏡
*FMA135、口径3cm焦点距離135mmF値4.5のアポクロマート屈折望遠鏡
(覚書)
①AZ-GTiの延長ピラーを外すことで、PA(極軸アライメント)モードで設定できた。スタートは、前方隣の家の屋根の間、オールスカイアライメント2回目の移動で窓枠上ギリギリセーフでの設定(これまでは天井写していた)。1°円内で根尽きる。(北極星は微妙に導入できずにいる。)
②極軸がしっかり合っていなくとも、ASIAIRのプレートソルブは優秀で、見たい天体の導入は問題無し。
③問題は露出時間、FMA135で行ってきた10秒露出のライブスタックでは、画像①のM32以上の楕円星となる。(斜鏡のズレを疑ったが・・・)3秒露出では問題無し。やはりガイド鏡必要か。その前にPA頑張る!
④3秒露出のライブスタックでも散開星団、銀河は美しい。こんな星空見たかったと思うようなものを見せてくれる。FMA135より眼視に近いかも・・・ しかしパックマン星雲は撃沈(gain252)。赤写らず。
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社
銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite
6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン
電視観望の記録等関連Blog
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05)電視観望の記録150(ぎょしゃ座 M38散開星団+M31他)
06)電視観望の記録153( アンドロメダ座 C28散開星団)
07)電視観望の覚書008(天体カタログ M、C、Sh、Cr、Mel)
2023年9月19日午後8時頃、晴れ(所々雲)
メダカ部屋観測所
アンドロメダ座 M32楕円銀河(NGC221、M31伴銀河)
130PDS+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus32G+UV IR-Cutフィルター+iPadmini6
ドローチューブ引き出しから585MCまで73mm。ドロチューブ先端から585MCまで29.0mm。
Raw8、Area3840x2160、Gain=252、Exposure=3s×100frames、33.5°C、ライブスタック
Affinity Photo2で画像処理
iPadmini6上でスクショ。「写真」アプリで、各調整など