1月27日(金) 第10回読書会を開催致しました。
今回読んだ本は高橋治の『風の盆恋歌』。
若い頃惹かれ合った、主人公都築とえり子が50歳前後に
風の盆の3日間、お互い家庭を持ちながらも逢瀬を重ねる様を
短歌等も交えながら、表現豊かに描く映画のような作品です。
【印象に残った参加者の感想】
・雪解けの水が流れる表現、酔芙蓉の白と赤など映像表現のように文章が綺麗だった。
・主人公達の結末に関しては、内容が古いと感じた。
・3の数字が印象深く使われていると感じた。三味線、三つの舞台等…
豊かな表現に著者の豊富な知見とセンスが感じられました。
短歌の解釈など、図書館スタッフも勉強をさせていただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次回、第11回読書会は2月24日(金)に開催予定で、
カズオ・イシグロの『日の名残り』について語り合う読書会になります。
資料は市立図書館で準備しており、カウンターで借りる事が出来ます。
次回の開催場所はミーティングルーム4となります。
次回もご参加お待ちしております!!