第8回読書会を市立図書館ミーティングルーム4にて開催しました。
今回取り上げた本は、木内昇「新選組 幕末の青嵐」です。
幕末に活躍した新選組のメンバー10人以上の視点から構成される群像劇になります。
田舎の無名の時代から、池田屋事件により名声を得た後、幕府の終焉と共に崩壊していく、新選組の中で若いメンバー達、各々の想いが語られる青春譚になっています。
今回は新たな方にも参加いただき、作品を基に新選組の歴史や武士道とは何なのかといった事など、自由闊達な様々な語らいで盛り上がりました。
【印象に残った参加者の感想】
・地元の人物で幕末に活躍し、未来を見つめた人物がいたという感動をもって
読みました。
・改めて新選組についてじっくり考えた。新しい視点や問題点を考える事ができて良かった。
・読書会で新選組を詳しく知る事が出来ました。
特に、土方歳三、その他の人達の間の「関係」を理解しました。
・土方歳三の考え方、行動にはすさまじきものがあると感じた。(局中法度、芹沢の暗殺手法など)
「幕末の殺し屋集団」と呼ばれた彼らの行動は果たして本当に正しかったのだろうか。時代に翻弄される人々を哀れに思う。
第8回は12月24日(金)葉室麟「鬼神の如く」です。
資料は市立図書館で準備しており、カウンターで借りる事が出来ます。
市立図書館ミーティングルーム4でお待ちしています。