第10回読書会を市立図書館セミナールーム3にて開催しました。
今回取り上げた本は、三浦綾子「塩狩峠」です。
キリスト教の信者である父母と、それを嫌う祖母の中で育った主人公の信夫が、
生涯の友人となる吉川や、その妹である足の不自由なふじ子など様々な人間と出会いながら生きる事に真摯に向き合っていく物語です。
【印象に残った参加者の感想】
・この作品に出合って「生きる事、死ぬ事、愛」について考える機会を得て、今後も小説を読み続けていきたいと思いました。
・50年前の作品であったが、心に関する問題を取り上げているのは今でも通用すると感じた。人物が類型化されていた部分は古く感じた。
・新しい仲間も加わって、なごやかな雰囲気の中で話し合いが持たれて良かった。
第11回は2月25日(金)金子みすゞ「わたしと小鳥とすずと」です。
資料は市立図書館で準備しており、カウンターで借りる事が出来ます。
市立図書館ミーティングルーム4でお待ちしています。