2014年 7月25日(金) 午前10時~12時
梅雨も明け、いよいよ本格的な夏が始まりました。
第4回読書会は、青山七恵の 『ひとり日和』 を読みました。参加者の皆さん6名、スタッフ3名の計9名で行われました。
青山七恵さんは埼玉県出身です。大学在学中に執筆した 『窓の灯(あかり)』で2005年に第42回文藝賞を受賞。2007年には 『ひとり日和』 で第136回芥川賞を受賞。その後も2009年には、『かけら』 で第35回川端康成文学賞を歴代最年少で受賞しました。
他には 『やさしいため息』 『お別れの音』 『あかりの湖畔』 etcの著書があります。
石原慎太郎、村上龍など選考委員の圧倒的な支持を集めて受賞した 『ひとり日和』 を今回の読書会に選びました。
参加者の皆さんはどのようなご感想をもたれたのでしょうか…。お聞きするのがとても楽しみです。
その中から一部をご紹介します。
◆現在を上手に生きられない若者と、自由きままに生きる吟子さんとの対比がとてもよく書かれていると感じた。
◆20代の知寿にとって70代の吟子さんから教えてもらったことが、たくさんあったんだと思う。
◆読書会で取り上げてくれなかったら読まなかった本である。こういう作品を 『クリスタル』 な作品というのかな…
◆吟子さんの人生観に共感。すばらしい人生を送っていると思う。
◆ひとりで読んでいる時には気づかなかった事が、読書会に参加することによりわかった部分がたくさんあった。
◆こういう系統の本は初めて読みました。若い人と接するにあたり参考になりました。他の若い作家の本も読んでみたいと思いました。
1冊の本をめぐり参加者の皆さんとの和やかな談笑が続きました。今まで生きてきた経験、さまざまな体験…皆さんそれぞれ生きてこられたその人生観の違いがあるからこそ、深いものがあるのですね…。いろいろなことを考えさせられる読書会でした。
本日はお暑い中をご参加いただきまして、ありがとうございました。
次回の読書会は 8月22日(金)午前10~12時 西 加奈子の 『円 卓』 です。
図書館で申込みを受け付けております。
電話の方は、市立図書館 048-984-1888 まで。初めての方もお気軽にご参加ください。
読書会で使用する本は図書館でご用意しております。
なお、図書館では読書会に関連した展示も開催中です。ぜひお立ち寄りください。皆様のご参加をお待ちしております。