図書館の日々の出来事や、イベント情報などアップしていきます
吉川市立図書館ブログ



昨年に続き、増田恒男氏(司馬遼太郎記念館特別学芸員)を迎え

文学講座を開催しました。今年は『世に棲む日日』を取り上げ

作者の執筆動機や、吉田松陰と高杉晋作の年表を軸に、幕末から

維新にかけての時代背景など、作品にまつわる幅広い話を語っていただきました。

皆さん、様々な興味深い話に熱心に耳を傾け、1時間半ではとても足りない…

もっと聞きたい…と大好評でした。

来年もまた楽しみです。



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11月27日、第6回目の読書会が行われました。

今回は村田喜代子『鍋の中』です。

 

『鍋の中』は80歳の祖母宅でひと夏を過ごす4人の孫達の物語です。

初めにあらすじなどの内容確認と紹介をし、次に作者である村田喜代子さんの略歴についてお話しました。

その後みなさんに順番に感想をお話してもらいました。

 

 

その後、さらにみなさんで新たに思ったことなど感想を出し合いました。

 

 

 

《アンケートの中から》

 ・ひと夏を過ごす、祖母と孫たちの何げない日常を描いている。

たんたんとした展開の中に生きることのはかなさやかなしみを読むことができた。

・エンドウ豆に表現される遺伝子の事を考えました。

いとこの中に、そしておばあちゃんの兄弟の中での子育ての中にみる血のつながりについて考えました。

・作者の人生を知ってゆきたいと思いました。体験や時代によって感ずること人生の中で味わったことが

心での感じ方になってゆくことを今回はしみじみ思いました。自らの40才頃と今の感じ方の違いも大きいです。

・自分では買って読まないであろうこの本を読む機会を与えてもらって、良かったです。

・おばあさんの兄弟は、何て劇的な人たちばかりなんだろう。いくら何でもこれだけ揃えたらやり過ぎだろうと思ったが、

最後はおばあさんの記憶違いである事が判明する。ユーモアたっぷりでしかも老いというペーソスも加わり、おもしろく読めた。

ただ、作者は一体何を読者に伝えたかったのかという意図が見えてこなかった。

・1つの作品を様々な観点からとらえ直すことができた(その中で、新しい視点を与えていただき)ことが、

その作品を読む意欲につながりました。とても素敵な経験ができました。ありがとうございました。

・「鍋」という言葉を聞いて、田舎で使っていた「かまど」を思い出しました。まきを燃やし家族9人が食べる物を作っていました。

「鍋の中」の作品は、おばあさんの人生を写している。つらいこと苦しいこと楽しいこといっぱいつまっていると思います。

「鍋の中」のおばあさんが「静」であるならば私のおばあさんは「動」であると思います。

祖父母とのふれ合いは私にとってとても貴重なものでした。

 

 

 

ご参加くださった皆さんありがとうございました。

 

次回は12月18日中脇君枝の『きみはいい子』です。資料は市立図書館で準備してありますので

初めての方もお気軽にお申し込みください。

スタッフ一同お待ちしております。

 

 

 



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11月22日(日) 大人の音楽会「音楽の夕べ」を開催いたしました

昨年も演奏してくださった、

神田さやかさん(ソプラノ)雲野茉莉さん(ピアノ)に

来ていただきました。

回はしっとりとした選曲で、前半はクラッシクやピアノ曲のソロ・

後半は日本でおなじみの曲を演奏しました。

曲ごとに楽しい解説が入り、より深く曲を楽しむことができました

最後に神田さんの発声練習を受けて、会場の皆さんで「花が咲く」を大合唱

大きな声で歌を歌って、とても楽しく、素晴らしい音楽会でした

 

またお会いできる日を楽しみにしております

皆さん、ご参加ありがとうございました



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11月17日~11月19日、職場体験の3DAYSチャレンジで図書館業務を体験

体験したのは、中央中学校の生徒さんです。

市立図書館4名、視聴覚ライブラリー図書室2名、中央公民館図書室2名。

立図書館では、カウンター業務、書架整理をはじめ、展示コーナーを作りました。

展示コーナー作りでは、休憩時間を惜しむほどの盛り上がりで一生懸命に作ってくれました

 

聴覚ライブラリー図書室では、12月から『クリスマスのほん』の展示をします

展示に使用するポスター作りをお願いしました。美術部の2人の実力は?

こんなに素敵なポスターのできあがり

ぜひ、視聴覚ライブラリーに来て彼女たちの作ったポスターとクリスマスの本をみてくださいね

 

央公民館図書室では、たくさんの返却本の返却を「あ・うん」の呼吸で処理中。

とにかく仕事が早い!正確!

細かい仕事もそつなくこなす男子2名布絵本の修理中

職場体験の3DAYSチャレンジ 図書館業務はどうでしたか?

図書館(室)に、いつでも遊びに来てくださいね



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