令和3年度第1回読書会を市立図書館ミーティングルーム4にて開催しました。
今回取り上げた本は、松本清張「小説東京帝国大学」です。
舞台は明治時代、東京帝国大学を巡る数々の事件とその関係者たちを描いた実録ものの群像劇です。
明治の社会を騒がせたできごとや歴史上の人物たちの心理描写が、重厚に描かれています。
【印象に残った参加者の感想】
・様々なお話をきかせていただいて、松本清張全集を読みつくしたくなりました。ありがとうございました。
・政治と教育の最高学府といわれる東京帝国大学のもつ意味がよくわかりました。
・文字が小さく文章がかたいので、なかなか先に進めず途中で断念してしまったが、自分が読んだ範囲の中で言えばなかなか興味
深い内容だった。
・歴史の勉強のおさらいになって、新たな事実を発見したりもできて、いい機会となった。
・はじめは難しく感じて、手がつきづらかった本でした。しかし、前日にやっと音読した所、とても引き込まれる本と解り、もっと早くこの気持ちに至ることができればと残念に思いました。とても良い本でありがとうございました。
第2回は5月28日(金)木内 昇「漂砂のうたう」です。
資料は市立図書館で準備しております。
市立図書館セミナールーム3でお待ちしています。