7月28日(金)第四回 読書会を開催しました。
今回、取り上げた本は 幸田文著『木』
木の生命力の前に圧倒されたたずむ幸田文。いのちを終えてなお美しい木。さまざまな木が力強く表現されている作品。
参加された方の感想の一部を紹介します。
・木は身近な生活の木としてあった。このような視線で木をとらえたことはなかった。
・倒木した木に若木が着床しているのを目にしたことがある。倒木しても木は生きている証である。
・読書会でなければ読まない本、読む機会を与えられてよかった。独特の美意識がある。
・見つめ方が歳を重ねる中で変化してゆく。木に対する思いが人と重なってゆく。
・新緑の特に芽吹きの時の山の表現が素晴らしい。
感想を述べてゆくなかで、各人の思い出まで話題が広がり、さらに作品を深く味わうことができた読書会でした。
参加者の皆さま ありがとうございました。
次回は8月25日(金)10時~12時ミーティングルーム4
壺井栄著『二十四の瞳』です。
資料は図書館で準備しておりますので、初めての方でもお気軽にご参加できます。
スタッフ一同心よりお待ちしています。