本日、第6回読書会を開催致しました。
今回読んだ本は『心淋し川』。
著者は西條奈加さんで、第164回直木賞を受賞された作品です。
江戸の架空の町の長屋で暮らす人々の“そこに生きる姿”を描いた連作短編集です。
しみじみと、味わい深い作品であったように感じます。
【印象に残った参加者の感想】
・下町の人情を扱った作品としては、山本周五郎と似ているように感じながらも、その違いについて学んだような気がした。
・比較的若い女性の手練れた内容に驚いた。もっとほかの作品も是非読んで見たいと思った。
・読書会は皆さんの想い、人生を感じます。人の心を感じることは、本と共に参加者を知る楽しみがあります。
作中に出てくる人物それぞれが、生きづらさ、苦しさ、もどかしさを抱えながらも、置かれた場所で日々、もがきながら暮らしている様子であったように感じます。
参加者同士で感想の共有、意見の交換ができ、実りのある読書会になったのではないかと感じます。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次回、第7回読書会は10月28日(金)に開催予定で、
石川啄木の『啄木詩集』について語り合う読書会になります。
資料は市立図書館で準備しており、カウンターで借りる事が出来ます。
次回も市立図書館、ミーティングルーム4でお待ちしております!!