2015年9月25日(金)雨がしとしとと降る中、 第四回読書会が開催されました。

今回の本は山田詠美『ぼくは勉強ができない』。
主人公の秀美が時には悩みつつ活躍する高校生小説です。
最初に作品の内容紹介をし、作者の山田詠美の略歴についてお話し、その後順番にみなさんに意見を述べてもらいました。

輪読をし、改めて読んだ感想やみなさんの意見を聞いて思ったことなどさらに意見を出し合いました。
≪アンケートの中から≫
・番外編にはとても考えさせられました。山田詠美さんのそれまでのイメージが変わりました。もっと読んでみたいという気になりました。多謝!
・山田詠美に対し、派手な容姿、過激な発言と偏見があったが、この作品を読んでイメージが変わり、他の作品も読んでみたくなった。
・沢山の考えさせられた小説でした。男女を超えた感性がこの山田さんの中に育って中心が心にしっかり刻まれて、その山田さんが沢山の小説の中で湧れさせていらっしゃる方だなと思います。もっと幾冊かよんでゆきたいです。
・良き教師、良き担任を貫く事は非常にむずかしい事をこの本を通して再認識した。(36年間の自分の教員生活の中で、いろいろな、児童生徒、父母に出会いさまざまな問題(いじめ、不登校、茶髪、他)に取り組んで来た。)成長した後、子供たちと再会できたりして、教師をしていて良かったと思う事が多々あった。
ご参加くださったみなさんどうもありがとうございました。
次回は10月23日(金)梨木香歩『西の魔女が死んだ』です。
初めての方もお気軽にお申込みください。スタッフ一同お待ちしております。