12月23日(金) 第9回読書会を開催致しました。
今回読んだ本は島崎藤村の『夜明け前 第1部上』。
山の中にありながら時代の動きを確実に追跡する木曽路、馬籠宿。
その本陣・問屋・庄屋をかねる家に生まれ、国学に心を傾ける青山半蔵は、平田篤胤没後の門人となります。
黒船来襲以来門人として政治運動への参加を願う心と、旧家の仕事にはさまれ悩む半蔵。その目前で歴史は移りかわってゆきます…。
【印象に残った参加者の感想】
・歴史の大きなスケールに触れたような気がしました。久々に充実して本に没頭しました。
・一ヶ月かけて全部読み切った。
・『夜明け前』は描写が細かく、その時代のその地の人々の暮らしを知ることができました。

歴史が大きく動いてゆく、日本の夜明け前を感じる作品でした。
参加者の皆様から、図書館スタッフも勉強をさせていただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次回、第10回読書会は1月27日(金)に開催予定で、
高橋治の『風の盆恋歌』について語り合う読書会になります。
資料は市立図書館で準備しており、カウンターで借りる事が出来ます。
次回は開催場所が通常と異なり、セミナールーム3となります。
次回もご参加お待ちしております!!