★弁天喜楽会囲碁★

     

キリの研究

2006-07-09 12:41:18 | 切断
2006/7/9(日) 浦安 曇りのち雨

切断 第7題 (正確に)
黒先

実践によく現れる形。
切断の仕方と、切断した後の処置に留意していただきたい。せっかく切っても、切った石が生きたというのでは何もならないのである。

1図

黒1白2と打って相手の欠陥を自然に補わせるような愚かさは、弁天囲碁クラブではしないはずである。

2図

黒1のハサミツケも同じような愚かさである。白2,4とわたられ、どうぞお活き下さいというような打ち方である。鷹揚に過ぎる話だ。

3図

黒1とやっと急所らしいところ石がいったが、白2.4と一子を抜かせては疑問。黒5と分断は出来たが、白6と生かしてもあまりにもったいない。1が悪い。

4図

黒1とこっちから切らなくては正確ではない。白もこう打たれれば、さすがにあきらめもつこうというものである。

5図

(正解)詩s路2.4と一子をポン抜き、黒5のサガリまでで一段落。

6図

前図黒5の下がりに注目していただきたい。これを1と打つの正確でない。白、い、と打ち込む手を狙われ、味を残す。こういうコウを狙われては後が十分打てず、いずれ黒はコウの解消に一手を要することになろう。一手ですむところに二手もかけるようでは、非能率であることおびただしい。