2006/7/21/(金) 浦安 雨のち曇り
第5題 (巧妙)
黒先 白1と切られて黒はびっくりである。

普通なら知らぬ方は石を二分されたと諦めて、、別々に世帯を持つことを考えるのだが、いやそんな必要はありませんといえば、さらにびっくりなさる筈。
1図

切られたところは仕方がないと、黒1,3から5と打てば、隅は活きるには活きる。しかし中の石が浮いて、この結果が面白いわけはない。
2図

黒1から3のオキは巧手。しかしこれとて5まで後手活きで、中の三子が浮いたことに変わりはない。
3図

白の切りに黒1とツケるのは、何か受ければ切った石を取ろうというものだが、ご挨拶賜るわけはなく、白2で隅は頓死。
4図

(アテからオサエ)黒1にアテ、白2、黒3と抑えるのは誰でも考える手だが、白4と一子を抱えられてそれから先が進まなくなる。ついで次図
5図

黒5とアテても、白6の抜きで、どうにもならぬという感じを抱く。
6図

ままよ、と黒7とわたり、白8のコウとなって、これで仕方あるまいという顔をなさる。惜しい、惜しい。もう一歩のところで黒は陥落した概があり、熱慮が足りなかった。コウにするのではいかにももったいなく、これは失敗である。
7図

(正解) 悪手と良手は隣りあわせという。こういう巧妙な手段は実戦でもたびたびある。
第5題 (巧妙)
黒先 白1と切られて黒はびっくりである。

普通なら知らぬ方は石を二分されたと諦めて、、別々に世帯を持つことを考えるのだが、いやそんな必要はありませんといえば、さらにびっくりなさる筈。
1図

切られたところは仕方がないと、黒1,3から5と打てば、隅は活きるには活きる。しかし中の石が浮いて、この結果が面白いわけはない。
2図

黒1から3のオキは巧手。しかしこれとて5まで後手活きで、中の三子が浮いたことに変わりはない。
3図

白の切りに黒1とツケるのは、何か受ければ切った石を取ろうというものだが、ご挨拶賜るわけはなく、白2で隅は頓死。
4図

(アテからオサエ)黒1にアテ、白2、黒3と抑えるのは誰でも考える手だが、白4と一子を抱えられてそれから先が進まなくなる。ついで次図
5図

黒5とアテても、白6の抜きで、どうにもならぬという感じを抱く。
6図

ままよ、と黒7とわたり、白8のコウとなって、これで仕方あるまいという顔をなさる。惜しい、惜しい。もう一歩のところで黒は陥落した概があり、熱慮が足りなかった。コウにするのではいかにももったいなく、これは失敗である。
7図

(正解) 悪手と良手は隣りあわせという。こういう巧妙な手段は実戦でもたびたびある。