鬼平こと盗賊改方 長谷川平蔵が主人公の『鬼平犯科帳』(池波正太郎)。通勤でちょっとずつ読んで現在十八巻目。ショートショートなんで若干のマンネリ化を感じつつもまだ飽きていません。
「こやつらを生かしてはためにならぬ! かまわぬ、刃向かう者は切って捨てい!」
「おう!」
そんなエンディングを迎えるがためのストーリー。。。だったんですが、平蔵も物語の中で四十歳を過ぎ、カミソリのようなイメージが丸くなったような物語が続いていて、フラストレーションを感じていたところ
十八巻の「おれの弟」。
大旗本の息子にだまし討ちされた弟分の敵を討つシーン。久々にシャキーン!!とした話でなんだかうれしくなっちゃいました。全二十四巻。終わっちゃうとちょっと寂しいな。