昔、総持寺というでかい寺の近くに住んでいたときは、まだやっと歩けるぐらいのモモコをつれてよく散歩したものだ。そんなちょうど今頃の季節、寺の参道がうんち臭くなる。
はじめは野良犬か猫の仕業だとおもったが、なんと銀杏の実の大量落下が臭いの元であった。たまにじいさんばあさんが拾っているのを見て興味がわき、私たちももって帰ることにした。
銀杏なんて茶碗蒸しの底に一つ入ってるか、焼鳥屋の串刺しぐらいしか食べたことがない。たいして注目しなかったわけだが、嫌いではない。いや歯ごたえ的にむしろ好きな部類。
ということでネットで調べてみると、実の中の種を取り出してよく洗い、封筒の中に塩と一緒にいれて、レンジでちん。
バコン!
と堅い殻の破裂音が聞こえたらもう食べれる。これが酒のあてにもなってじつに旨い!
というのは過去の話。今は引っ越してそんなこともできなくなった。
が、昨日近所で発見したのだ。銀杏の実を。
それは家の前の道。なんと実をつけている街路樹のイチョウの木が家のすぐ近くにあったのだ。
【銀杏データ】
タンパク質、脂質、糖質が主成分。ほか、カロチン、ビタミンB1,C、カルシウム、カリウム。特にタンパク質はかなり良質。
滋養強壮、頻尿改善、夜尿症改善、ぜん息、咳止め、去たんなどに効果。食べ過ぎは厳禁! 嘔吐や呼吸困難を起こすことがある。5歳以下は食べない方がよい。
だそうです。