セネガル便り-8-

エンドーさんから”セネガル便り"が　届きました。

昨夜も（7/24)　大雨が降りました。ここの雨は風と共に叩き付けるような雨です。　セネガル全土的には赤土ですが、ここの地域　（Cayar=カイヤール）は砂地です。　雨を砂地が吸ってくれるので　水が溜まりません。考えて見てください。
生まれた時から　（約95%）砂地で生活しているんですよ。日本人（我々）との違いは足の裏、我々は足が潜ってしまいますが、彼らは踏ん張ることが出来るんです。
料理も　スポーツ（サッカー)も　遊びも　仕事も　全部砂地、砂地でオリンピックがあれば、この地の人達はすごいと思います。
我々は歩いているだけで　足の裏の筋肉と腰に来ます。
さて、雨の話のついでに、ここでは雨が降っているあいだ、仕事が全部ストップします。　　「雨が降っているから」で、とおってしまいます。
又、時計も気になりません。　時間通りなんて事はまずありません。
乗り合いバスも　出発時間は無く、客が満席になるまで全員で待つシステムなのです。
とても不便でイライラします。でもアフリカを楽しむのはここからなのです。
待っている間、客どうしが話をしていると　妙な一体感が生まれ、しあわせな気分に慣れます。　ナンクナンクの精神ですね。
私が一度日本に帰ったとき、成田に到着して、人の動きやら、時間のスピードやらで、売店で缶コーヒーを２缶買って、２時間ぐらい待合室で　じーっと慣れるまで、｛日本語が（雑音)　全部耳に入って　理解できてしまうのです。｝
意を決して　東京の事務所～町田市へ　その前に　何が食べたいか？　カツ丼、とんかつ定食、ラーメン・・・結局"てんぷら蕎麦"でした。　旨かったです。日本人で良かったと思う瞬間でした。
良い交流、支援等　あまり考えてもしかたありません。今、自分の立場で出来る事(話し相手になるとか)　そして楽しむ事を(自分が)考えないと　つまってしまいます。私は　胃袋と抵抗力はセネガル人になれません,どんなに頑張っても。
毎日無駄の積み重ねが大事だと思っています。
次回は私の一日の生活の様子なんてどうですか・・？　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エンドー

お便りが楽しみです　 すっかりアフリカ通になってしまいそう。
まだまだ　内戦(代理戦争・・？）の傷跡、余波が・・
今日も　中日新聞の　「この道-戦火の子供-　田沼武能」で　コートジボアールの内戦の余波　　両腕を切断された元少年兵の写真入の記事が載っておりました。厳しい、悲しい現実です。