セネガル便り-39-

　セネガルの空に泳ぐ鯉幟です
5月14日、鯉幟プチモデルを試しに託児所に設置してみました。これがその写真です。子供達も先生達も喜んで眺めていました。夕方部屋に仕舞い、毎朝取り付け作業をしてくれます。実はセネガルは盗難が非常に多い所なのです。お国事情といいますか、よって我々も盗難が有る事を前提に物事を考えなければいけないのです。
そしてもう一つ問題がありました。例えば何をするにでも村では村長の許可を得なければいけません。鯉幟の事を説明するのですけど、彼らにはそれは "旗" としか見えないようです。"旗" とは　"国旗"　ですよね。日本と違いこの国の人達は敬意を表して生活しています。「エンド-　貴方達は仏教でその旗は異教徒の旗ではないか？」と質問されました。「セネガルはイスラムの国で異教徒の旗を上げることは出来ない・・」 と　「えっ！　えぇ～」考えもしなかったことでした。｛なるほど　彼らにはそう見えるんだ｝それでもしつっこく説明して「これは日本の行事で親が子供の成長と健康を願う習慣なんだ・・。何も他意は無い。私が今までに村の人達に宗教の件で説明、講演、論じた事が有るか？」そう云って納得させました。こんな事が有ったんですよ。　続く