見出しの写真は
松の枝です。
40年前、
平塚の職場近くの公園で拾いました。
その公園には
5本くらいの松があり、
幹は太くて
曲がりくねっていて
私は出社前に必ず寄って
松を眺めたりしていました。
その日は
台風の後か何かで
松の枝がいくつか落ちていたのです。
それで
私は1本拾いました。
お守りとして。
私は
その松の枝を
たいそう大切にして
お布団も作りました。
あまり居心地の良いとは言えない
勤めで
苦しい2年間でしたが、
公園の松とお守りの松と伊豆の松のおかげで
無事に過ごすことができました。
大事にしていたもの、
気持ちを含んだものは
自分の意思がはっきりしているうちに
処分した方がいいな、と思うので
お守りの役目を充分果たしてくれた
松の枝は
焚き火で燃やそうと思います。
それに
私が死んでから
娘や息子が
この松の枝を見て
カッパか何かのひしゃげた手だと
思って
びっくりしてしまうと困るので。