憧れのこと。

もう盆踊りの季節は

過ぎてしまいましたが、、

盆踊りを踊るおばさんに憧れます。

夏の夜

賑やかな盆踊りの曲が流れて

子どもも大人も

輪になって踊る。

その輪に

普段は見かけないけれど

とてもとても

きれいに踊る人がいる。

その人が

とても上手に踊るので

みんな

「どなたでしたっけ？」みたいな顔をしているけれど

その人に話しかける人はいない。

浴衣姿もとても似合って

背筋は気持ちよくまっすぐ

踊る指先は

やさしくて

首の傾け方も

とても美しい角度

にこりともしないで

ちょっとすまして

踊る。

地域の誰とも

繋がっていないけれど

神さまと

繋がっている人。

夏になれば

衣装を持って

日本中、あちらこちらで

踊ります。

人とつながりがなくても

天とつながっているから

どこへでも

行けるし

どこででも

踊れます。

そんな盆踊りのおばさんに

憧れています。

私には

いつでも

憧れがある。

ここでの山の暮らしも

海のことも

仕事のことも

憧れからはじまり

そして

神さまに味方になってもらいたいのだと思います。

そのために

努力したいのだと思います。