私は今まで魔法を軽く考えていました。
ちょっと不便なことを
魔法を使ってできたらいいな〜みたいに。
取り急ぎ私が使いたいと思っていた魔法は
ハーマイオニーが
ホグワーツへ向かう汽車の中で
唱えた呪文
「ウインガーディアムレビオーサ」
物体を浮遊させることができる魔法。
この魔法さえ習得すれば
重たいカヤックを浮かせて
準備と片付けの時に
大変助かる。
(私のカヤックは木製三分割で、分割すれば軽いのですが、コクピット部分は重い、そして車と海岸を4往復する)
けれど
ゲド戦記を読んでからは魔法は
そう簡単に使うものではない、ということがわかりました。
ゲド戦記では
魔法を使えるようになるためには
600もの神聖文字の読み書きを習得し
いっさいのものの「真の名」を知らなければならない、と書かれていました。
「宇宙には均衡、つまりつりあいというものがあり、ものの姿を変えたり、何かを呼び出したりという魔法は
その宇宙の均衡を揺るがすことになる、危険なこと、恐ろしいこと
魔法を使うには
まず物事をよく知る必要があり、
魔法が必要となる時まで待つ。
あかりを灯すことは
闇を生み出すことにもなる」
・・・・・
ゲド戦記を読んで
魔法に頼りたいなどと
安易に考えてはいけないことが
わかりました。
カヤックを浮遊させる魔法が
どのような均衡を揺るがすことになるのか、
私が楽になったことで
どんな闇を生むことになるのか、、、
私には具体的には
わからないのですが、
カヤックを自分の力で運べることは
幸せなことだと思って
これ以上筋力が落ちないように
がんばろうと思います。
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