3ヶ月ぶりに実家に来ました。
昨夜は9時頃到着したので
たぶん母は眠さや疲れがあったのだと思います。
表情が険しく
眉間にシワが寄りっぱなしでした。
私は彼女の眉間のシワが
苦手です。
心に入れないように
平常心でいなくては、と思い、
なるべく母の顔から目を逸らしながら
話を聞きました。
そんな母の話 その1
母は独居なので月に一度、
民生委員さんの訪問があります。
先日、
民生委員さんは来るなり、
挨拶もしないうちに
「この間、病院に行ったら、奥さん(母のこと)、なんて言われたと思う?」と母に聞いたそうです。
母が黙っていたら
民生委員さんは
「加齢、加齢って言われたのよ、、
どの病院いっても加齢加齢で
もう嫌になっちゃうわ」と
言ったそうです。
日々、加齢を感じて、
できないことが少しずつ増えても
頑張って生活している母は
カチンと来て
「私はここしばらくカレーは食べていませんわ」と答えたとのことです。
皮肉言っちゃったそうで、でも
ちゃんと、暑い中ご苦労様でした、と言ったそうです。
母の話 その2
デイサービスのテーブルの上に
小さな瓶が置いてあり
小さなかわいい草が生けてあったそうです。
誰も気に留める人もいなかったそうですが、
母がスタッフさんに
草の名前を聞いたそうです。
スタッフさんは
「ベビーサンローズ」と教えてくださったそうで、
母は「ほんの少し、分けていただけますか?」とお聞きしたところ
全部持って帰っていいですよと
言ってくださり
全部もらってきたそうです。
母が家に帰ってきて
包みを開けてみると
小さな草には根っこが生えてきていて
母は容器に水を入れて草を生けたとのことです。(写真の草です)
母はその草の存在がうれしくて
友人にハガキを出したそうです。
自分の話をするよりお世話する方の話を聞くことが大切だと思いますね。
こんにちは。
コメントありがとうございます!
加齢を受け止め
日常のひとつひとつの
ことを
一生懸命に時間をかけて、
一人で生活している者の状況を
もう少し想像してくれると
良いなぁ、、と思っています。
母も「加齢」を「カレー」にして
なかなかすごいな、です。