夜9時過ぎに帰宅すると、郵便受けに1枚のハガキ。
母宛だった。
母宛の郵便物が届くなんて、何年ぶりだろう。
ゆうちょ銀行からのハガキ・・
しかも、長野市の住所、長野貯金事務センターとある。
通常貯金、現在高、25400円。
何だろ、これ。
何で長野県? なんでこんな金額を?
母が倒れたのは8年半前、亡くなって4年半。
母の通帳は全て、倒れる前から把握していた。
長野県のゆうちょ銀行の通帳などなかった。
「長期間ご利用がない通常貯金のご確認のお願い」とある。
どれだけ長い期間を指すのか、検討もつかない。
契約者の生年月日から高齢と分かり、連絡してきたんだろうか、
母も忘れていたほど、ずっと昔のものなのだろうか。
長野県で本人が開いた口座なのだろう。
旅行でも行って?
でも長野県に旅行に行って、口座開く??
なんで25000円? もっと多く入れて残った額なのか?
母は私が高校生の頃から、
幼馴染の女性6人で、年2回あちこちへ旅した。
年1回は遠出。京都や神戸や広島やどこかに3泊くらいの旅。
もう1回は隣県近県に1泊の旅。
その他に県内の車で1時間位の温泉1泊、も入れると、年3回か。
女友達の結束は固く、母が倒れる前年までは延々と、
参加者3人になっても、近場の温泉1泊、年2回ペースは続いていた。
延べ何十回かの旅、別グループで他にも行ってたから、
そんな中で長野県の郵便局に貯金をすることがあったのか?
私の感覚では、ちょっと理解できない。
謎だ。
ある映画の序章に、印象的な台詞がある。
非常に良く出来た映画だった。
(本人が)死んでから始まる物語がある。
その台詞から映画は展開する。ふっと思い出した。
何か、母からの、形を変えたメッセージだろうか。
明日、ハガキの番号に電話してみよう。
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