遊ちゃんと2人だけの夜

・・自分記録の独り綴り・・

12月5日 ④

2023-12-12 10:41:33 | 親切と押し付けのハザマ

 

脳の転移があるかを1月は調べるわけだけど、

もしも見つかったら、そーとーーな初期だ。

肺の一部と、転移してないリンパまで取って、

1年後に脳に転移が広がってる、なんてことある?

 

半身付随、オムツ、寝たきり。

K医師が発した言葉はけっこうなインパクトで残った。

死ぬより、そうやって生き長らえる日々の方が嫌だ。

この年から老人病院で注射で意識低下されて、

生きているようないないような余生を送るのか。

 

そう思ったら、ノバリスは最高の治療方法だ。

とはいえ、発見タイミングはある、だろう。

 

肺がんの転移は脳の可能性が高いらしい。

もちろん別の内蔵にも飛ぶ。

 

 

 

これまで検査を止めてしまって

手遅れになった人を嫌っていうほど見てきた。

検査は受けなきゃダメだ。受けなさい。

 

検査被曝で再発して死ぬ確率はこんなだよ。←手振りで示す

ものすごく低い。

検査しないで発見が遅れて死ぬ確率はこんな大きい。←手振り

比較したら、圧倒的に大きくなる。

(手振り入れて、この言葉をK医師は何度も何度も繰り返した)

 

いろんなデタラメを書いてるのがある。

絶対に必要な薬さえ毒のように言ってるのも見る。

ほんとに!(ハァーとため息)

 

がんセンターの先生はみんな良い人だよ。

あなたを救いたいんだ。

 

 

手術前は1bと言われたけど、

退院後1週間の診察時に「2bだった」と訂正された。

と話すと、

「え?なんだろな、○○○に転移してたの?」

と聞かれたけど、その○○○が聞き取れず💦

担当医師から1bと2bの違いは説明がなかった。

私が答えられず、首を傾けると、

 

ポツリ、K医師が言った。

「(再発の)可能性は低いけどね。」

 

 

一番響いたのは、これ。

 

検査をここでやめた場合と、

検査を続けた場合を比較すると、

あなたが70歳まで生きる確率は、

続けた場合が明らかに高い。

5年間通いなさい。

 

70歳・・・ その数字に実感が湧かない。

でも生きていれば、その日がくる。

生きていれば、だ。

70歳かあ。

その日が来ないとなれば、あと何年?

 

・・84歳まで生きたい。

 

私は手を両頬に当て、ため息をついた。

K医師は、じっと私を見つめていた。

 

はい、わかりました。そうします。

ありがとうございます。

 

 

 

20分、誠意溢れる話しをしてもらい、

もう迷いは完全に消えていた。

この人を信じる。それだけ。

 

そして、いろんなモノが吹っ切れた。

信じる人、

信じてもいい人の言葉が明確になり、

もうネットや本などに振り回されなくていい

という大きな安堵感。

時間も無駄にしなくていい。

体も心も軽くなった。

 

再発させない体つくりをする。

 

 

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