2/28 18:44 株価指数先物 (引け後)
昨年10月以降のレンジ下限を下抜く
大阪3月限
日経225先物 37110 -1190 (-3.10%)
TOPIX先物 2676.0 -62.5 (-2.28%)
日経225先物(3月限)は前日比1190円安の3万7110円で取引を終了。寄り付きは3万7650円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7585円)にサヤ寄せする形で、売りが先行した。現物の取引開始時につけた3万7720円を高値に下へのバイアスが強まり、現物の後場の取引開始直後には3万6840円まで下げ幅を広げた。その後はやや下げ渋る動きをみせ、3万7000円◆3万7200円辺りでの保ち合いが続いた。
日経225先物は昨年10月以降のボックスレンジの下限を明確に下抜いたことで、ヘッジ対応のショートが強まり、昨年9月20日以来となる3万7000円を割り込む場面もみられた。ボリンジャーバンドの-3σ(3万7180円)を下回ってきたことにより、売られ過ぎが意識されやすく、その後は下げ渋る動きとなったが-3σ水準での保ち合いだった。
週足では-2σ(3万7560円)を下抜け、-3σ(3万6780円)に接近してきた。シグナルとしては売られ過ぎが意識されるため、いったんは自律反発を想定した押し目狙いのスタンスに向かわせやすいところではあ る。また、トランプ大統領のSNS投稿をきっかけにショートが集中しており、イレギュラー的な動きもあったと考えられる。
東証プライム市場の売買高は27億株と、前日の18億株から一気に膨らんだ。相対的に日経平均型のインデックス売りが断続的に入ったとみられ、ポジションはかなり圧縮しただろう。積極的にポジションを積み増す動きは限ら れそうだが、28日にトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談が予定されており、ウクライナ停戦に向けた動きに進展がみられるようだと、ロングが入りやすくなりそうだ。
-3σはナイトセッションで3万6940円、-2σは3万7580円辺りに下がってきた。目先的には-3σを上回って推移してくるようであれば、-2σ辺りへのリバウンド狙いに向かわせよう。
NT倍率は先物中心限月で13.86倍に低下した。一時13.79倍まで下げ、昨年9月5日の直近安値である13.93倍を割り込み、同年8月6日の13.65倍以来の水準まで低下した。‐3σ(13.80倍)まで下げたことで、いったんはNTショートを巻き戻す動きが入りそうである。エヌビディア< NVDA>がリバウンドをみせてくるかがポイントにな ろう。
手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万8084枚、ソシエテジェネラル証券が2万7611枚、サスケハナ・ホンコンが8660枚、JPモルガン証券が5711枚、モルガンMUFG証券が3877枚、バークレイズ証券が3749枚、みずほ証券が3216枚、ゴールドマン証券が2739枚、SBI証券が2544枚、野村証券が2126枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券3万6797枚、ソシエテジェネラル証券が2万9509枚、バークレイズ証券が1万0671枚、JPモルガン証券が8417枚、モルガンMUFG証券が6942枚、ゴールドマン証券が4280枚、ビーオブエー証券が4046枚、ドイツ証券が2882枚、シティグループ証券が2650枚、野村証券が1939枚だった。
株探ニュース
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