遊ちゃんと2人だけの夜

・・自分記録の独り綴り・・

鮭はどこへ行った

2019-11-11 22:01:30 | ごく日常のこと
鮭がとれるシーズンは、憂鬱。

だって、叔父さんちが騒がしい。

で、私はセールスなんかしないのに、
近くに住む友人知人が、私経由で注文を入れてくる。


知らないわ、とか言うと、

んなわけないじゃん、メスのイクラ入りの頼む、

とか言う。知らんがな。自分で獲れよ。


しかたなしに、単なる連絡係として、

あのさ〜 〇〇さんが、
何キロくらいので、切って、イクラ味付けしたの欲しいって。


と、数件分を連絡する。


あちこちから注文が入ってるから、

はいはい、と聞いて、

叔母はみんなメモするのに、

毎回なんだか知らないけど、順番が狂う。
毎回なんだか知らないけど、トラブル。

元が商売人じゃないのと、おおらか気質と、
あそこんちのお嫁さんが全く使えないせいで、


いっつも、鮭シーズンはゴタゴタするのだ。
だから、この時期が嫌い。



というのはおいといて、

どんどん、鮭がとれる時期が遅くなっている。

私がここに移住した頃は、9月4日に初物が上がった。
去年も遅かったけど9月半ばにあがり、それ以後しばらくとれなかった。

今年は10月はチラホラとれたけど、
もう11月なのに、たま〜にちょっとしかとれない。

鮭の塩引きで有名なはずのこの町は、
しかし、大手の会社は、安定仕入れのため北海道産を使用する。
その北海道も少ないらしいけど、
だいたい、肝心の三面川にすら、鮭がのぼらないようだ。
いつもなら、うんざりするほど川にのぼり、
300円とか500円で買えるものを。


でもま、川にのぼった鮭など、
本来ボロボロでまずくて食べられない。
イクラはお腹で育ってカチンカチンになってるし、
メスもオスも体は傷だらけ。

鮭は海でとらなきゃ、美味しくないのだ。


で、叔父さんは海でとる訳だけど、

今年はめっきりとれない。


毎年この時期、
今年はとれない少ないと言いながら飲んでる。
にしても、今年はほんととれない。


で、私は毎年聞く。

じゃあ、鮭は大きなお腹を抱えてどこに行ったの?


叔父さんは毎年言う。

条件が揃わないと、産卵が近くなっても川を目指さない、と。


じゃあ、海で産むの?

それはない。

じゃあ、大きなお腹で、海で死ぬの?

わからない。

他の魚に食べられて、浜辺に死骸も上がらないの?

たまに1匹や2匹上がることはあるけどな。

他の何万匹はどこに行ったの? そもそもいないの?

いや、いる。4年前のが来てるはずだ。



て、ここ数年、同じ話をしてる。



さて、どこに行ったんですかねえ。


鮭に限らず、いろんな魚や蟹が時期にいない。

不思議だ。


お腹の大きな鮭達、いや、オスも、
みんなどこで何しているやら。






コメント    この記事についてブログを書く
« お子様ファースト | トップ | 母系社会 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ごく日常のこと」カテゴリの最新記事