遊ちゃんと2人だけの夜

・・自分記録の独り綴り・・

海を撫で回す夏の風

2019-07-06 22:22:28 | 風の音
車を走らせながら、夕陽が気になってしょうがない。




お、今日は雲がいい!
行かねばならない。

しかし、日没に間に合わない。





7時をまわり、自宅前に車を止め、
急いでワンコをひっつかんで夕陽を目指す。


なんか、そんなタイトルの映画が昔あったな。
夕陽に向かって走れ。
ロバートレッドフォードとポールニューマンと、
あれ? 女優は誰だっけ? 忘れた。

映画の中身と全く関係なく、

1秒刻みで変わる夕陽を追うため海に向かう。




雲が良くなきゃ、夕陽は映えない。
天気が荒れた日や台風前後が雲は一番ダイナミックで美しい。
しかし、世間様にはそんなことは言えない。
だから、世間に気を使うFacebookやInstagramは窮屈だ。
元気に正しく、当たり障りなく書いて載せるトコなんか、つまらん。
お付き合いの、どうでも「いいね!」は要らないわ。




たまに、天気が荒れなくても、雲がアートする日がある。
叔父みたいに気象現象のことは分かんないけど、
なんかの具合いで、アートする日がある。

何億円もあったら、
毎日、薔薇を育て、空のアートだけを追って生きたい。
あと、ギュオーンと奏でるスポーツカーを走らせて。




ただうっとりする。
雲と夕焼けのコラボだけが頭を占めて、
他には何も考えもせず、世界になく、
チラリとワンコの居場所だけは確かめるけど。

世界が空の絵柄だけになる。

今日は風が素晴らしく心地いい。
暖かくもあり涼しくもあり、
ちょっと強めの、海を撫で回す夏の風。

最高だわ。


この時間があるから、
私はここで生きていられる気がする。

これがなかったら、
私はたぶん、
とっくにくじけて鬱になっていただろう。






















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