遊ちゃんと2人だけの夜

・・自分記録の独り綴り・・

ツーッと水平

2019-06-25 02:09:41 | 風の音
夜更けて つらつら思うこと。


バッテリーが切れたように、眠ってた。
昨夜はよく寝たはずだけどな。

昨日の夕方のアルコールのせいかな。
たいした量じゃなかったけど、飲んだ疲れが出たのかな。

それとも、梅雨だから?



昨夜、毎度の夕食の誘い。

叔父宅で焼肉やさまざま食べ、
久しぶりに叔父とビール数缶空けながら、
先日の地震の日のあれこれ、
テンポウの地震の記録、
檀家のない寺の住職が八卦で生計を立てていた話など、
( ↑ 今は無人寺。2年前に私はこの寺の保存会を退会。)
話が盛り上がった。

住民が日常的に八卦を占ってもらいに行く話が、ほんとに面白い。
明日はどこで魚が漁れる? 財布をどこに忘れた?
赤ちゃんの名前は? 夫の浮気相手は? 姑を早く死なせるには?
昭和30年代までの小さな町の実際の話。
憎い相手を呪い殺す秘密の儀式?もほんとにやっていたらしい。
ちょっとタイムスリップして、覗いてみたくなる。

小説「月山」の元になった山形県注連寺から、
焼き討ちに合う直前、お宝などを運んで隠した寺で、
歴史的価値のある仏像は今もズラリとある。
でも、売って価値のある品々は、蔵から消えている。
創設以来ずっと檀家のない、そのくせ庶民の拠り所みたいな寺だった。
貧乏寺なのに、身寄りのない子をたくさん育てた。
子ども達を養うために、お宝を売ったのかなあ。



たぶん、私の飲んだ量は、500ミリ缶2本分くらい。
叔父と飲む時は、どんどん注がれないよう、
飲み方を加減するから、昨夜はまあ、そんなもんかな。

今年になって、私がほとんど酒の相手をしなくなって、
叔父の酒量もガクンと減った。
いいことだ。彼も飲み過ぎだった。


ビデオが死んでからの8年で、
ほぼ一生分の容量を飲んだから、
私はもう余生酒をチビチビ飲む程度にしとこ。


それにしても体力がない。
疲れちゃう。

夢中になるものがないせいかな。

今日を生きて、明日目覚めて、
だけど、目の前を切り開こうっていう気力のない日の積み重ねは、

これは、余生だなあ。
酒と同じ。

もう余りなのかも。

そんなことを、ふっと感じてしまう、夜中の目覚め。

思わなきゃ、心配事なんて何もない。
計算しなきゃ、お金の心配もない。
思い煩わなきゃ、私の心は空っぽで、ツーッと水平だ。


思い悩む容量も、もうなくなったのかな、と感じたり、
自分のポジションとまるで関係なく、単に、
物事が、取り囲む世界が、至極簡単にたあいなく見えたりすること、

これって、老いなのかな。

あ、2時だ。
寝ようかな。










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