ランチは同級生5人集まって、2020同級会の打ち合わせだった。
いや、打ち合わせっていう程のものではない。
今からやるほどのものでもない。
最近はどーせ4分の1くらいしか集まらない。
出席するのは、
普段からよく顔を合わせたり飲んだりしてる連中だけだ。
中学の同級会幹事は、地域リレーで、
何年かぶりに、わたし達に回ってきた。
同級会はオリンピックの年にやるから、4年ごと。
とある繁盛してる地元料亭のランチタイムに、
突然連絡を入れ、個室をとってしまえるのも、
同級生皆、とほうもない年齢にたどり着いたからか、
5人集まれば、誰かの顔でワガママが効くようになった。
最初は、お店どこがいい? とか、
あの人、今、どうしてるんだろね? と、
割りと同級会路線の話をしてたが、
オレ、去年、大病したし、1年後なんて、
生きてるか死んでるかわからないのに、どうでもいい!
おう、オレも来年はわかんねえ。飲もうぜ!
(⬆︎自分の会社の経営状態)
と言い出して、
もはや5人のプチ同級会となってしまった。
真っ昼間だけどね。
男子3名、女子2名。
時は容赦なく変化を刻んでも、同級生とは不思議なもので、
今も中学生時代の顔が同次元に映って見えてるミラクル脳作用。
飲むとみんなで気分は20代の飲み会。
いいよねえ、だから同級生って宝物。
生ジョッキぐいぐい進み、
ハタチに戻ったら、同じ職業に就く?とか、
そんな話になった。
男子Aは、俺はやり直すなら、絶対、家業は継がない、と言った。
うまくやって儲かってるのにねえ。
男子Bは、30歳くらいで、自分で事業を起こす、と言った。
務めた会社で一番利益を上げてやってるのが、バカらしいと。
男子Cは、俺は別の女と結婚する、と言った。
夫婦仲良く商売してるように見えるが、
本当はもっと好きな女がいた、今も忘れがたいと。
女子Aは、って私のことだけど、
両親を泣かせてもタイから戻らず、タイに住む、と言った。
まあね、飲んでタラレバの話だからね、何だってOK。
ひとりっ子の私が両親を捨てることが出来るか、
せんぜん自信ないけど、
どんな危険な所かも分からない、
とんでもない所に、親の止めるのも聞かずに出かけ、
ひと月、ハガキひとつ送って来ない娘を死ぬ程心配して、
友人達や外務省に必死で問い合わせて、
数日後、外務省に、
バンコク到着後アマリンホテルに2日滞在して、
それ以降、行方不明、と告げられ、
翌朝、母は、
玄関の前に飛んで来たクロアゲハ蝶を見て、
ああ、娘は難民キャンプで死んで、
アゲハチョウになって母の元に来たんだ・・
と、・・とんでもなく心配をかけたバカ娘ではあったけど、
でもねえ、人にあらず、の、どんなワガママを貫いてでも、
たとえ他に変わる子のいない一人っ子であろうとも、
それができるくらい大胆に、親の思いを振り切って、
私はあの地にとどまりたかった。
表面、とてもミーハーな大学生ではあったけど、
私は難民救済活動をしたかった。
そこから自分の道を見つけ出したかった。
タラレバの話、時はリセットできない。
だから、同級生だけの飲み会はステキ。
何を言おうがオールオッケー!
で、最後に、女子Bは、こう言った。
わたし?
生まれ変わったら、猫になりたい。
4人でひっくり返って笑った。
だって、もう、わたし、人間、やだぁ。
あまりに大笑いして、吐きそうになった。
同級生って、最高!!

いや、打ち合わせっていう程のものではない。
今からやるほどのものでもない。
最近はどーせ4分の1くらいしか集まらない。
出席するのは、
普段からよく顔を合わせたり飲んだりしてる連中だけだ。
中学の同級会幹事は、地域リレーで、
何年かぶりに、わたし達に回ってきた。
同級会はオリンピックの年にやるから、4年ごと。
とある繁盛してる地元料亭のランチタイムに、
突然連絡を入れ、個室をとってしまえるのも、
同級生皆、とほうもない年齢にたどり着いたからか、
5人集まれば、誰かの顔でワガママが効くようになった。
最初は、お店どこがいい? とか、
あの人、今、どうしてるんだろね? と、
割りと同級会路線の話をしてたが、
オレ、去年、大病したし、1年後なんて、
生きてるか死んでるかわからないのに、どうでもいい!
おう、オレも来年はわかんねえ。飲もうぜ!
(⬆︎自分の会社の経営状態)
と言い出して、
もはや5人のプチ同級会となってしまった。
真っ昼間だけどね。
男子3名、女子2名。
時は容赦なく変化を刻んでも、同級生とは不思議なもので、
今も中学生時代の顔が同次元に映って見えてるミラクル脳作用。
飲むとみんなで気分は20代の飲み会。
いいよねえ、だから同級生って宝物。
生ジョッキぐいぐい進み、
ハタチに戻ったら、同じ職業に就く?とか、
そんな話になった。
男子Aは、俺はやり直すなら、絶対、家業は継がない、と言った。
うまくやって儲かってるのにねえ。
男子Bは、30歳くらいで、自分で事業を起こす、と言った。
務めた会社で一番利益を上げてやってるのが、バカらしいと。
男子Cは、俺は別の女と結婚する、と言った。
夫婦仲良く商売してるように見えるが、
本当はもっと好きな女がいた、今も忘れがたいと。
女子Aは、って私のことだけど、
両親を泣かせてもタイから戻らず、タイに住む、と言った。
まあね、飲んでタラレバの話だからね、何だってOK。
ひとりっ子の私が両親を捨てることが出来るか、
せんぜん自信ないけど、
どんな危険な所かも分からない、
とんでもない所に、親の止めるのも聞かずに出かけ、
ひと月、ハガキひとつ送って来ない娘を死ぬ程心配して、
友人達や外務省に必死で問い合わせて、
数日後、外務省に、
バンコク到着後アマリンホテルに2日滞在して、
それ以降、行方不明、と告げられ、
翌朝、母は、
玄関の前に飛んで来たクロアゲハ蝶を見て、
ああ、娘は難民キャンプで死んで、
アゲハチョウになって母の元に来たんだ・・
と、・・とんでもなく心配をかけたバカ娘ではあったけど、
でもねえ、人にあらず、の、どんなワガママを貫いてでも、
たとえ他に変わる子のいない一人っ子であろうとも、
それができるくらい大胆に、親の思いを振り切って、
私はあの地にとどまりたかった。
表面、とてもミーハーな大学生ではあったけど、
私は難民救済活動をしたかった。
そこから自分の道を見つけ出したかった。
タラレバの話、時はリセットできない。
だから、同級生だけの飲み会はステキ。
何を言おうがオールオッケー!
で、最後に、女子Bは、こう言った。
わたし?
生まれ変わったら、猫になりたい。
4人でひっくり返って笑った。
だって、もう、わたし、人間、やだぁ。
あまりに大笑いして、吐きそうになった。
同級生って、最高!!

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