夜は本を読んで過ごすつもりだったけど、
叔父から電話が来た。
今日は行けない、と断るが、
いや、ちょっとでいいから来い、としつこい。
私が守るべきはまず自分の体調。
酒の相手をしてあげてる状況ではない。
「カモ鍋をしたから来い」と言う。
私はカモ肉の匂いも味も苦手。
当然食べたくないし、余計に行きたくない。
私が「今はお酒は飲めない」と言っても、
飲まなくていいから来いと言う。
カモ鍋食べず、ビール飲まず、何しに行くんだ?
でも、もう、あまりにうるさいから、
1時間だけ行くことにした。
道路挟んだ向かい側にイトコ夫婦の家。
たまにイトコを呼べばいいものを・・

鍋から3人分お皿によそってと言われ、
お鍋の蓋をとったら、ギョギョギョッ!
「え? これ何?」と思わず声が出た。
ものすごく茶色いお汁の中を、
細く茶色い線状の波が覆っている………
え。。。
大失敗、または大勘違い以外、何ものでもない。
これをカモ鍋と呼ぶことが許されるのか?
「なんでこんな色なの?」
隣りに立つ叔母が答える。
「何だろねえ、椎茸から色が出たんだよ。」
んなわけはない。
そこで、ふと思い出した。
もしか? ヨシコさんが作ったのか? ←嫁
年末の夕食時も、郷土料理の色に驚いた。

鍋を開けたら、大海(だいかい)が煮込んだ醤油色してた。
皿に小分けすれば、少しは色が薄まるが、
鍋の中は、何度も煮返した関東のおでん汁の色。
ちょっとメマイがした。
大海は、それぞれの家庭で具材も味も違うけど、
いくら何でも、これはないな、という感じだった。
今夜のカモ鍋、年末の大海に似てる。
亡き母の大海は絶品だった。
(お正月料理、いい寿司は新潟県一だったけど、再現不能)
母は鶏で出汁を取っていた。普通はそうだ。
大海は、汁が多少多い煮物なのだ。
なのに、叔母のは豚肉を使う。
私に言わせると叔母のは大海ではない。醤油系の豚汁だ。
でもずっと黙って食べていた。豚汁だと思いながら。
それを2年くらい前からヨシコさんが作ると、
アッ!と驚く煮詰まった茶色いゴッタ煮!
人を散々けなしながら、
私の大海も、出来は良くない。

私のは、「大海」風の、見た目それらしき何か。
母が亡くなってから、年末に初めて自分で作った。
母とはまず具材が違う。買い物ミスだ。
母の味を再現したかったのに、別物に仕上がった。
自分では失敗だと思ったけど、
娘な気に入って、鍋が空になるまで1人で食べてた。
それでも見た目は近い。
丁寧に鶏ガラで出汁を取ってある。
糸コンニャクが太くなったり、
水煮タケノコでなく、缶詰のやわらぎタケノコを使ったり、
どーもチクワが大量過ぎたり、
といろいろミスはあれど、
見た目が似てる!から圧倒的に私の勝ちだ。
料理として味は美味しい。
てのは長々しい余談だ。
2回も出すけど、これがカモ鍋と呼んでたもの。
カモは入っているけど、、、
茶色いカモ汁?

叔母が年のせいで料理を作れなくなり、
あの何もしない何もでなきない嫁が、
最近やっとごくたま〜に作ると、
非常に色の黒い、醤油味だけの塩っ辛い物が出来上がる。
それを叔父が、うまい、と食べる。
こんなに様々な具材を入れてあるのに、
素材の風味が全くしない。
どうやったら、そうなるのか不思議だ。
叔父は元から味などわからない人だから、
とは思いつつ、かわいそうになる……
数年前まで叔母の料理は美味しかったのに……
叔母も、美味しいとは言わないが、
嫁の超まずい「大海」や「カモ鍋」を黙って食べる。
私も食べた。
醤油だけの味の料理は、去年から数回食べている。
鍋の蓋を開けた瞬間ゾッとした「細く茶色い線状の波」は、
系コンニャクを大量に入れたせいだ……
年末の大海と、今回のカモ鍋の違いは、
単に豚肉かカモ肉かの違い。
だから、ヨシコさんにも作れたのだろう。
ほんと信じられないほど料理のできない女だ。
写真右は、スーパーのおいなりさん。
私が「夕食」に付き合ったのは、
ノンアルコールビールとこの2皿。
叔母が作った、
生のタラの卵を、
酒・みりん・味の元・醤油で味付けしたもの、は遠慮した。
叔母の生の料理は、怖くて食べたくない。
叔母は明らかに老いが進んだ。
叔父はまだ船を買う気でいる。10月に84歳になった。
先日も糸魚川まで船を見に行った。
自分1人で運転して、朝出て夕方に戻り、
夜には地元飲み屋で23時過ぎまで飲んでた。
二日酔いも疲れも無い!と自慢する……
とは言うものの、話しぶりが酷くワガママになり、
感じ悪い年寄り爺さん特有の話し方になってきた。
出来ないことが多くなった叔母を庇いながら、
叔母に悪態をつくことも増えた叔父に、叔母は閉口している。
埼玉の叔母は、91。
新潟市の叔父は、87。
子どもはいるのに2人とも自宅1人暮らし。
大変だろうなあ。
うーん、なんだかなあ。
私もこの先を見据えて、日々を整えねば。
そして何より自分の時間を大切に使わねば。
叔父から電話が来た。
今日は行けない、と断るが、
いや、ちょっとでいいから来い、としつこい。
私が守るべきはまず自分の体調。
酒の相手をしてあげてる状況ではない。
「カモ鍋をしたから来い」と言う。
私はカモ肉の匂いも味も苦手。
当然食べたくないし、余計に行きたくない。
私が「今はお酒は飲めない」と言っても、
飲まなくていいから来いと言う。
カモ鍋食べず、ビール飲まず、何しに行くんだ?
でも、もう、あまりにうるさいから、
1時間だけ行くことにした。
道路挟んだ向かい側にイトコ夫婦の家。
たまにイトコを呼べばいいものを・・

鍋から3人分お皿によそってと言われ、
お鍋の蓋をとったら、ギョギョギョッ!
「え? これ何?」と思わず声が出た。
ものすごく茶色いお汁の中を、
細く茶色い線状の波が覆っている………
え。。。
大失敗、または大勘違い以外、何ものでもない。
これをカモ鍋と呼ぶことが許されるのか?
「なんでこんな色なの?」
隣りに立つ叔母が答える。
「何だろねえ、椎茸から色が出たんだよ。」
んなわけはない。
そこで、ふと思い出した。
もしか? ヨシコさんが作ったのか? ←嫁
年末の夕食時も、郷土料理の色に驚いた。

鍋を開けたら、大海(だいかい)が煮込んだ醤油色してた。
皿に小分けすれば、少しは色が薄まるが、
鍋の中は、何度も煮返した関東のおでん汁の色。
ちょっとメマイがした。
大海は、それぞれの家庭で具材も味も違うけど、
いくら何でも、これはないな、という感じだった。
今夜のカモ鍋、年末の大海に似てる。
亡き母の大海は絶品だった。
(お正月料理、いい寿司は新潟県一だったけど、再現不能)
母は鶏で出汁を取っていた。普通はそうだ。
大海は、汁が多少多い煮物なのだ。
なのに、叔母のは豚肉を使う。
私に言わせると叔母のは大海ではない。醤油系の豚汁だ。
でもずっと黙って食べていた。豚汁だと思いながら。
それを2年くらい前からヨシコさんが作ると、
アッ!と驚く煮詰まった茶色いゴッタ煮!
人を散々けなしながら、
私の大海も、出来は良くない。

私のは、「大海」風の、見た目それらしき何か。
母が亡くなってから、年末に初めて自分で作った。
母とはまず具材が違う。買い物ミスだ。
母の味を再現したかったのに、別物に仕上がった。
自分では失敗だと思ったけど、
娘な気に入って、鍋が空になるまで1人で食べてた。
それでも見た目は近い。
丁寧に鶏ガラで出汁を取ってある。
糸コンニャクが太くなったり、
水煮タケノコでなく、缶詰のやわらぎタケノコを使ったり、
どーもチクワが大量過ぎたり、
といろいろミスはあれど、
見た目が似てる!から圧倒的に私の勝ちだ。
料理として味は美味しい。
てのは長々しい余談だ。
2回も出すけど、これがカモ鍋と呼んでたもの。
カモは入っているけど、、、
茶色いカモ汁?

叔母が年のせいで料理を作れなくなり、
あの何もしない何もでなきない嫁が、
最近やっとごくたま〜に作ると、
非常に色の黒い、醤油味だけの塩っ辛い物が出来上がる。
それを叔父が、うまい、と食べる。
こんなに様々な具材を入れてあるのに、
素材の風味が全くしない。
どうやったら、そうなるのか不思議だ。
叔父は元から味などわからない人だから、
とは思いつつ、かわいそうになる……
数年前まで叔母の料理は美味しかったのに……
叔母も、美味しいとは言わないが、
嫁の超まずい「大海」や「カモ鍋」を黙って食べる。
私も食べた。
醤油だけの味の料理は、去年から数回食べている。
鍋の蓋を開けた瞬間ゾッとした「細く茶色い線状の波」は、
系コンニャクを大量に入れたせいだ……
年末の大海と、今回のカモ鍋の違いは、
単に豚肉かカモ肉かの違い。
だから、ヨシコさんにも作れたのだろう。
ほんと信じられないほど料理のできない女だ。
写真右は、スーパーのおいなりさん。
私が「夕食」に付き合ったのは、
ノンアルコールビールとこの2皿。
叔母が作った、
生のタラの卵を、
酒・みりん・味の元・醤油で味付けしたもの、は遠慮した。
叔母の生の料理は、怖くて食べたくない。
叔母は明らかに老いが進んだ。
叔父はまだ船を買う気でいる。10月に84歳になった。
先日も糸魚川まで船を見に行った。
自分1人で運転して、朝出て夕方に戻り、
夜には地元飲み屋で23時過ぎまで飲んでた。
二日酔いも疲れも無い!と自慢する……
とは言うものの、話しぶりが酷くワガママになり、
感じ悪い年寄り爺さん特有の話し方になってきた。
出来ないことが多くなった叔母を庇いながら、
叔母に悪態をつくことも増えた叔父に、叔母は閉口している。
埼玉の叔母は、91。
新潟市の叔父は、87。
子どもはいるのに2人とも自宅1人暮らし。
大変だろうなあ。
うーん、なんだかなあ。
私もこの先を見据えて、日々を整えねば。
そして何より自分の時間を大切に使わねば。
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