強気の輝き

昨日、台所のシンクの掃除をしてたら、
うっかりミスで、排水を詰まらせた。

水が溜まった。

う・・ やだわ。

あれこれやった。
汗をかいた。

何でも1人でできる私だ。
やれる。

流れた。
ヤッタね！




しかし、
今朝、使ってみたら、また、流れない。
で、また、あれこれやった。

流れた。
今度こそ大丈夫、と、出かけた。



帰宅したら、やっぱり詰まってる。



絶望感に襲われた。
急激にイヤになった。




シンク下を開けて、水を流して音を聞いた。

なんか、パイプ、外れてるのかな、
奇妙な、はっきりした水音。
あちこち流れこんでるんじゃないか。
床に漏れてない？


さらに絶望した。




設備屋の同級生に電話すると、
見に来て、その場で見積もり取って、
バカ高い修理費を請求される。
あいつ、儲け過ぎだ。

ダメだ。


建築士だ。
あら、出ない。釣りかな。



息子だわ。
すぐかけ直してきた。


写メ取って送れと言われて、送った。
明日来たら見て、直せるようなら、直すと言う。

成長したもんだ・・
相談相手がいるだけでもホッとする。



建築士がLineしてきた。
概要を伝えると、
素人レベルでできる確認方と修理方を詳しく書いてきた。
書いてることが、私にはよく分からない。
それでダメなら、適切な業者を紹介してくれるという。
そのまま、息子に伝えよう。



どうにかなるかな。

わかんないけど。



どっぷり落ち込んだまま、
ゆーちゃんを海散歩に連れて行った。





夕陽が挑戦的に光ってた。強気の輝き。

元気だな、夕陽は。




私はどこへ行く。
1日生きて、また1日生きて、
いつまで生きる。

生きることは、
感情のコントロール。


もう、イヤんなってる。

たかが排水の詰まり。

たかが、をたかがと感じない私。
これを重ねて、朽ちていきそうだ。






帰宅したら、水が、流れた。
直ったかは、分からない。