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from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(26才自閉症)・ポー♂(19才)】のくらし

本日を持ちまして、解散…

2007-09-18 | ラーラ(お出かけ)
ラーラがまだ年長さんだった時にはじめたサークル『TOPPO』
私はポーを妊娠中だった
『多動』そのものだったラーラ、下の子が生まれたらどうしよう…不安でいっぱいだった
生まれてくる前に手を打たないと
そんな気持ちもあって始めた活動
サポートブック作りに始まり
ボランティア集め
説明会の資料作り
事前の行き先のシミュレーション
何もかもが手探りで、とにかくやってみよう!って感じだった
当時からボラさんに「他人にわが子を託すお母さん方の思い切りに驚きます」と言われた
今思うと、本当によく思い切ったもんだ…なんて
実際、途中で迷子になったことも警察に保護されたこともあったラーラ
けど、自分が連れていてもそうなるような状況が、その頃にはあった

活動開始から間もなく、ポーを出産
いついなくなってしまうかもわからないラーラと
いつまでも2~3時間おきの授乳が続いたポー
毎晩毎晩、パパの帰宅までの時間、ポーとラーラを車に乗せて、あてのないドライブ
チャイルドシートで泣き叫ぶポーに、どうするすべもなく私までが泣いてた
育児ノイローゼにならずに済んだのは、悩む間も考える間もなかったからなんだと思う
そんな頃の私には、TOPPOでラーラが出かける時間は、ありがたい息抜きのひとときだった
ニコニコと嬉しそうに出かけるラーラ、ボラさんと一緒にまた笑顔で帰ってくるラーラ
ラーラにとっても、親以外の人とのお出かけはいい経験であり、本人にも私にもTOPPOの日が楽しみになっていた
「行ってらっしゃい」と見送るまでには、メンバーで集まって打ち合わせをして
担当のボラさんに連絡をして
ボラさんとラーラそれぞれにわかる当日のスケジュールを用意して
お出かけそのものの時間の数倍の時間を準備に費やした
それでも、それ以上の価値があると思うから苦にはならなかった

あれから三年の月日が流れ
ラーラもポーも三つ歳を重ねた
TOPPOのおかげもあって、ガイドヘルプをスムーズに利用することができ、今はそれが週末の楽しみになっている
三年のうちに、一番歳を取ったのは、実は私?
苦ではなかった準備が億劫になり…
行き先を考えるのにも、考え込んでしまい…
今月もパス…といつしか半年…

サークルには旬があるって聞いたことがある
子どもらの成長と共に、必要な活動も変わってきた
TOPPOもその役割を終えたっていうことなんだろう
長いような短いような三年
たくさんの人と巡り合い、関わりを持てたことは、親にも子にも素晴らしい財産
ラーラの今の朗らかさと、誰にでも寄り添える柔軟さは、TOPPOによって培われたものだって確信している

これまでに参加して下さったたくさんのボランティアの皆さま、本当にありがとうございました
本日を持ちまして、TOPPOは解散いたしました
また別の形で、いつかどこかでお会いできれば嬉しいです

パパの送迎

2007-09-18 | ディプシー(日記)
多可町へ、セミナーを聞きに行くというパパ
家から片道約二時間
ちょうどいいドライブ!と子どもらを乗せて送っていくことにした

パパをセミナー会場の前で下ろし、そこからはラーラとポーと三人きり
あんまり無茶はできない
迎えに行くまでの三時間弱、どう過ごそう

まずは昼食~と道の駅へ
私がたのんだ地鶏飯をラーラは食べた
私は…ラーラのお子様ランチを代わりに食べた
現物なら選べるラーラ
早くメニューから選べるようになってほしいもんだ

腹ごしらえが済んで、やっぱり「プール」!
パパ抜きで来るのは初めて
つまり、女子更衣室は初めてなラーラ
ちょっと警戒?着替える前にはあちこち確認
何がいいってやっぱり人が少な~い
連休なのに、プールの中は5人
すぐに親子が出て、3人に
当然、更衣室もシャワーも広々~待たなくていいし、気兼ねもない

暑くてよく晴れてたのに、プールを出たら雷雨!
(前回もそうだったけど…)
パパのセミナーが終わる時間だし…雨宿りしてるわけにもいかないな…
車までダッシュ!
なんだかそういうのも楽しい~!
パパを迎えに行って、10分も走ると、快晴~
じゃあ、とひまわりの丘公園で遊んで帰る

三連休もパパは仕事だし…
と思ってたのが、思いがけず楽しい休日になった

怒らざる(猿)

2007-09-16 | ラーラ(お出かけ)
小雨の降る中…
祖父母のお参りに須磨寺へ
奥の院より上にある駐車場に車を停め、坂道を下って本堂へ向かう
その途中に、猿の像がある
ラーラはこの猿が妙に気になる
左から、「見ざる」「言わざる」「見てござる」「聞かざる」そして「怒らざる」
五体の猿は、頭を撫でると体の一部が動く仕掛け
「見ざる」は両手で目を覆う
「言わざる」は口を塞ぐ
…という具合に
ラーラも今ではすっかり馴れて、自分で頭を撫でて眺める余裕ぶり
が、数年前にはこの猿達が怖くて怖くて
近づくとしゃがみんで動けなくなり、すぐ前は目一杯道の反対側に寄って走り去るという具合
かといって全く嫌いでもなく、ある程度離れた所からはじーっと様子を伺うように見ていたり
動く仕掛けが分からずに、気味が悪かったんだろう
「頭を撫でる」→「動く」
「触らない」→「動かない」
がいつの頃にか分かったのか、全く平気になった
興味を持っても、気にはなっても、慣れるのには時間がかかるみたい

一番右の「怒らざる」さんは、堪忍袋と書かれた赤い巾着を手に持っている
頭を撫でられると、ウンウンとゆっくり頷く
私も大き目の堪忍袋を持っとかないとなぁ~
すぐにカッ!となって怒ってしまうのはよくない
子供たちの育ちに、ゆっくりじっくり付き合わないと
今はできないことも、いつかはできるようになるもんだし

そういう気持ちになっても、すぐにポーのやんちゃぶりにムカッとくるんだけど
怒らざる怒らざる…

絵カード

2007-09-14 | ラーラ(その他)
今更ながら…
ちまちまと『絵カード』を製作中

最近、ラーラの要求や意思表示が前にも増してしっかりしてきた
だからこそ!
細かい伝わらない部分を埋めるために
身近な人以外にも、伝わるように
伝わった実感、喜びをラーラがしっかり受けとめるために
…手間だけど
やってみよっ!って思って

絵カードの方は、まだパーツをダダーッと作ってる最中なんだけど
並行して、日常生活の中の手順書も作ってみた
お風呂バージョンとトイレバージョン
ラミネートしたのをお風呂場に提げておいた
ラーラはお風呂好きで問題ないから、不要と言えば不要
でも、できているところで始めた方が嫌にならなくてよさそうだしね

ラーラが上がった後に、ポーと入ると
「何?これ~?」と食い付いた
「お風呂に入る順番やで」と言うと、一つずつ絵を確認していく
驚いたことに、いつもはぐずぐず言ってなかなか洗わせてくれない、湯槽にも浸からないポーが
手順書通りに素直に入る
おお~っ!
恐るべし!視覚支援!!


絵カードもポーにチェックしてもらうとわかりやすい
ポーに「これ何?」って聞いて、即答してくれたものは合格
答えにつまったり、見当外れなことを言うものは却下
ラーラにもそれは分かりにくいに違いないから

例えば…
『うがいをする』『ジュースを飲む』『靴をはく』なんかは即答
『服を着替える』(→ハイってしとぉ~)『学校へ行く』(→帽子かぶっとぉ~)『顔を洗う』(→いないいないばぁしてる?)ってな具合
動詞は難しい…
でもおもしろいからがんばって作ろ~っと

海へ

2007-09-13 | ラーラ(お出かけ)
今年初めて海へ行った
夕方から、近くの海岸へ
人工の砂浜が広がる東側は海水浴で夏の間賑わっていた
橋と堤防を隔てた西側は、砂浜ではなく岩場
大きな岩が点在し、足下にも砂ではなく石(丸っこい砂利)
浅瀬で堤防で囲われた範囲も比較的狭い
子どもと遊ぶにはもってこいだ!
そう思って連れてきた
水を見たら入るよなぁ~
ラーラが入ったらポーも入るよなぁ~
と、二人分の着替えとタオルも一式用意して

案の定、ラーラはじゃぶじゃぶ
何のためらいもなく海へ入っていく

引潮で浅く、膝ぐらいの深さでかなり沖へ行ける
ズボンの裾が濡れてしまうと、もういいやぁ~とばかりに座ってしまう
肩まで浸かってプ~カプカ~
プールより浮きやすいし、面白いよなぁ~
じゃぶじゃぶ歩いて移動しては、座ってプカプカ

ラーラが思った以上に楽しそうで、見ている私も嬉しくなる
パパに誘われて、徐々にポーも海の中へ

結局私もジーンズの裾を捲り上げて海へ

今頃家族で海に入ってるやついないよなぁ…

一時間ほどいたら、潮が満ちてきた
膝では済まなくなってきて、腿まで水が…

チップスターとアイスクリームで子ども達を釣って引き上げ

つかの間だったけど、楽しかったわぁ~
今年最初で最後の海かなぁ?
でもまた行きたいわ!