ロック中毒の症例

ロックに人生を捧げる女子のロック漬けな生活。

Black Suits Red Noise

2015-12-16 22:56:04 | Live Life
このブログ、何かライブレポ中心の内容になってきてますが
今回もライブレポです。
今年最後は彼らに捧げます

キング・クリムゾン@オーチャードホール

ディスクガイドを見るとやたらライブアルバムが出てる彼ら。
音楽雑誌ではよく「真に『プログレ』なのはクリムゾンだけ」と書かれる彼ら。
もの凄く納得したライブでした!

私が行ったのは東京2日目の12月8日。
ネタバレまくるけどバレた所で衝撃は変わらないです多分。

写真はグッズ。
早めに会場に行って早めに並んでたので難なくゲット。
『太陽と戦慄』Tシャツ欲しかったんだー(≧∀≦)
これだけレディースサイズがあって有難い
バッジは何となく買ったらどうやら限定商品だったらしい
ライブ恒例のタオルとトートもデザインに惹かれて購入。
・・・タオル、これで何枚目なんだろう

会場入りするとやっぱり観客のオジサン率が異常に高い
後ろから頭皮見えてる人たくさんいたなぁ(^-^;
珍しいなと思ったのが開演前のステージ。
ドラムやらが既に並べられてるのは当たり前なんですが
まるで展覧会のようにライトアップされていて、
観客が次々と最前列にやってきてはセットを食い入るように見ていました
確かにプロのドラムセットをこんなに間近で見る機会って無いですものね

その他にステージには看板が2枚立っていて
日本語と英語でそれぞれ『撮影・録音・録画一切禁止』と書かれていました。
会場入ってすぐのポスターにも書かれてたし
始まる直前になったら係員が総出で叫んでたし
放送でも流してたし・・・余程イヤなんだろうな
『ベースのトニー・レヴィンさんがカメラを構えたら撮影OK』
というアナウンスに笑いが起こってましたw
その後、英語でも『自分の目と耳で感じて下さい』と同じような注意事項がアナウンスされていました。
メンバーの誰かなんだろうなぁと思ってはいたんですが、
どうやらロバート・フリップ大先生直々のお言葉だったらしいΣ(゜Д゜;)

暗転したのは7時15分。
メンバーがゾロゾロ登場。
ちなみにこの時点で私が名前と顔を一致出来てたのはフリップとレヴィンのみ。
後は歌う人がジャッコなんだろうな~
メル・コリンズは確かフルートとかサックスなんだよな~
ドラム3人いるけど一番オッサンな彼がパットなんだろうな・・・という認識の薄さ
『宮殿』『戦慄』『暗黒』『レッド』とベスト盤しか持ってない人間がだね
あの複雑な人脈を把握してると思うなよ(殴)

フリップ先生は最後に登場。
手を双眼鏡のようにして観客を見渡しててうっかり萌えた
ステージにレス・ポール型のギターが置いてあってそれを使うのかと思ってたら
出てきて早々脱いだジャケットをそこに掛けて、結局そのままだったw

最初はBGMに合わせてそれぞれ演奏をし始め、
フリップが何か言った後、チューニングっぽいことをし、
静かな弾き語りで始まった1曲目は『Peace』
他の公演ではどうやら「平和ー♪」と日本語で歌ってたらしいのですが
この日は英語でした。

おぉいきなり知らん曲だこれはほぼ知らない曲になる可能性大か?
とビビってる私の耳に飛び込んできたSE。
『21世紀の精神異常者』じゃないかーっ
これはホントにビックリしたし、他の観客もどよめいてました。
普通アンコールでやるようなバンドを代表する名曲をまさか2曲目にやるなんて
しかも演奏の迫力が凄いし熱い
ギャヴィン・ハリソンのドラムソロも凄かったな~
あの名曲やっちゃいますよ~っていう軽いノリじゃ全然なくて
パンフにも載ってた『すべての音楽は新曲だ。それがいつ書かれたとしても』を
体現するような凄まじい演奏でした
ちょっと泣きそうになりました・・・

今回のセットリストはどうやら今までとは違うらしく
名曲大盤振る舞い&初お披露目の新曲という感じでした。
半分は持ってる曲だったので個人的には大助かり
その名曲群もホントに鬼気迫る演奏で
ただ鬼気は迫ってるんですけど
皆スーツを着込んで何事もないように演奏してるし
フリップは積み上げられた機器の前にずっと座りっぱなして博士みたいだし
ドラム3台でもそこまでうるさ過ぎず上品な迫力で
今自分が何を体験しているのかちょっと混乱しながらポカンと口を開けて聴いていました。

嬉しかったのはまず『One More Red Nightmare』
『Red』やらなかったのは残念だけどこれで許す
『Easy Money』も嬉しかったな~
よりクリムゾンに興味を持ち出したきっかけになった曲なもんで
ベスト盤に入ってると直前に気付いて慌てて聴いた『Level Five』も
ドラムが目立つ曲だし、迫力が倍増して凄くカッコ良かった!!
ウォークマンに入れちゃったぜ
新曲も新曲なのか分からないままメドレーで聴いちゃいましたけど
うん・・・カッコ良かった気がする・・・明日ちゃんと聞き直します

本編最後は『Starless』。
あのギター単音弾きのあたりからどんどん照明が赤くなっていって
最終的にステージが見事なクリムゾンに染まって凄いインパクトでした。
単音弾き、最初はジャッコが弾いていて、途中からフリップになるんですが
ジャッコが時々ちょっとリズムがずれるような感じになるのに対して
さすがフリップ先生、平然と正確に演奏してらっしゃる
長年のディシプリンの賜物なんだろうなぁ・・・と妙に感動(;_;)
紅に染まったまま演奏が終了し
ここでトニーが予告どおりカメラを構え、観客も一斉に撮影開始
客の年齢層も高いし、アンコールまで皆静かなのかと思ってたんですが
皆立ってるし、拍手の熱が凄い
曲中は特に掛け声も無いし割りと静かなんですけどね・・・

アンコールは『クリムゾン・キングの宮殿』からの
『トーキング・ドラム』『太陽と戦慄パート2』という怒涛の構成
名曲あらかたやったぜアンコールどうするんだ?とか無駄な心配でした。
『太陽と戦慄』のあの最後の爆発を生で体験できて幸せ

ドラム3人いるからか、ドラムソロとか目立つ曲が多かった気がします。
3人で乱れ打ちしてるのはちょっと和太鼓っぽい
何か良く分からないパーカッションを叩いたり
パットはハンディ銅鑼みたいなのを叩いてましたね・・・
いつも全員叩いてる訳ではなく、
真ん中のビル(白髪&黒縁眼鏡萌え)はキーボードも兼任してます。
「3人も必要か?」という議論が出てるみたいですが
今のクリムゾンには、『ヌーヴォ・メタル』を実現するには
ドラム3人が必要な『element』なのかなと私は思いました

メル・コリンズはフルートにサックス各種に大活躍でしたね!
吹いた瞬間漂うあの哀愁たまらん
そういえば『Starless』はオリジナルでも彼が吹いてるんですよね!
そう思うと凄いの見れたな(今更)
トニー・レヴィンは生スティックが見れて感動
足を大きく開いて、上段では一番アクションが大きかったんじゃないかな?
ジャッコは声だけだと大分若く聞こえますよね
レイクとウェットンを足して2で割ってちょっとヤスリかけた感じ?
私はあのヴォーカル結構好きです(*´艸`)
ピクチャーチケットのあのギターは彼のだったんですね~

さてフリップ先生。
こんな前に出てこないギターヒーローも珍しいですよね
ヘッドホンしてるしずっと横向きっぱなしだし
ギター弾かずに鍵盤弾いてる時もあるし・・・
「オレのギターを聴けぃ」というよりは
やっぱりクリムゾンの音楽を構成する『element』の1つっていう認識なのかな?
最初のほうに言った観客の見渡し方が可愛かったし
トニーだけでなく彼も写真撮ってたし
DGMのYoutubeアカウントでも何か可愛いし
今回の来日で彼の見方が萌え方向に変わりそうです

いやーエライもの見ちゃうと文章が長い長い
書きたいことがありすぎるし、どう表現したもんだか困るんだもの
実は明日!追加公演見てきます
ホント良かったようっかり取っといて・・・
メンバー全員認識したし、曲もやりそうなのは予習済みなので
ポカンとせずに存分に体験してこようと思います

最新の画像もっと見る

コメントを投稿