二人で家庭菜園

目標 野菜自給自足

畑の先生と私

2016-02-08 | 冬の家庭菜園
昨年5月より体調を壊して入退院を繰り返していた畑の先生が亡くなりました。

もう18年も前健康や運動のために畑をやってみないと声をかけてくれました。
何にもできない私を見かねてジャガイモを植えてくれました。なんとその翌日
心筋梗塞で入院、無事回復退院できましたが形見になるところでした。
それからというもの畑の先生がやることを見ては同じように肥料を入れ畝を作り
種をまいていました。
腰が悪く手術したのが東日本震災の2日前、様子を見に洗濯物をもってヒビの入
った階段を5階まで登りました。ほっとした顔を今でも忘れません。ベットが
病室の中を行ったり来たり生きた心地がしなかったと言っていました。

その間脳こうそくで倒れ無事帰ってきました。また生き延びたと笑っていました。
畑の帰り先生宅によるとお茶飲んで行けと声をかけてくれます。
畑のこと、丁稚にいったこと、兄弟のこと、子供のこと、ガソリンスタンドをやって
いたときのこと、不動産屋のこと、おかげで畑の先生のことは何でも知っています。
知らないうちに人生の先生にもなっていました。
野菜は人を裏切らないから好きだ、手を抜けばそれなりに、可愛がればちゃんと答え
てくれる。草取りだって地味だけど必要なんだよ。よく言っていました。
最初は30坪、20坪広げてもらいその後150坪に成長を見守ってもらいました。
きりがないほど思い出が出てきます。
心から感謝、そしてご冥福を祈ります。 でも悲しいもんです、久しぶりの寂しさを
感じています。


コメント (4)
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