政権交代して1年、この1年間の民主党の運営と今回の代表選の状況を見ていると、政権交代とはどのようなことだったのだろうかと思ってしまいます。
つまり、政権交代の意義が十分総括されていないのではないでしょうか。なぜ民主党であったのか、旧政権の問題はどこにあったのか、国民は何を望んでいたのか、なぜ2大政党制が叫ばれたのか、などの認識を政治家自身が冷静に共有していないのではないかと思うのです。もし、自民党と同じ轍を踏むのであれば、政権交代は停滞どころかマイナス面が多く逆戻りしているといってもよいのでしょう。
政策には2つの種類の政策があります。長期的視点による国を司る、また基盤となる継続を原則とした政策と短期的対応を原則とする状況に合わせた対策的な政策の2つです。政治は連続するものです。理想と現実は相いれないものではなく、整合性を取ることによって解決できると思うのですが、いかがでしょうか。
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