はーちゃんdays 2

大学生の娘と高校3年生の二人の子供の父親。

抗ヒスタミン薬の勉強。

2018年01月05日 | いろいろな勉強
薬のデギュスタシオン 製薬メーカーに頼らずに薬を勉強するために
クリエーター情報なし
金芳堂


第6章からのまとめ。
個人的になるほどというところしか書き出してませんので、全体を読みたい方はご購入してください。
抗アレルギー剤はそこまで深く考えて出したことがなかったので、勉強になりました。

下図はomnioutlinerに書き出して、それをiPadのスクリーンショットで撮影したものです。



テキストに書き出したもの
- アレグラとアレロックとクラリチンとジルテックとポララミンの比較
 - 第1世代の代表ポララミンと第2世代の4剤を比較
  - アレグラは第2世代では最も鎮静性が低い薬。

  - 風邪症状を抗ヒスタミン薬単独で改善するというエビデンスはない。
   - 風邪症状に対しては抗ヒスタミン薬+麻黄剤

  - ポララミンとアレロックの眠気はほぼ同じという報告あり。
   - 眠気 クラリチン 0.88 アレグラ 0.94 ジルテック 1.28 アレロック 2.01 ポララミン 2.06

  - アレグラとクラリチンは労働生産性を改善した。
   - 筆者はアレグラかクラリチンが第1選択
- 次にジルテック
- 最後にアレロック、ポララミン
  - コストだけを考えるならポララミンが最強。
   - 他はジェネリックを選択することが大切。

  - 蕁麻疹では抗ヒスタミン薬が選択、アトピー性皮膚炎では補助的役割。

  - アレルギー性鼻炎や蕁麻疹での頓服は血中濃度が早くピークに達するアレロックが適している。

  - 航空パイロットを対象とした研究ではクラリチンが操縦能力に影響を与えなかったと報告。

  - 授乳中はクラリチン、アレグラが推奨。

  - 高齢者にはポララミン、アレロックは避けるべき。第1世代は避けるべき。転倒のリスクが増すため。
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整腸剤とヨーグルトについて。

2018年01月03日 | いろいろな勉強
薬のデギュスタシオンより。

- 整腸剤とヨーグルト。

- プロバイオティクスとは胃液胆汁などに耐えて生きたまま腸内に到達すること。下部消化管で増殖可能なこと。

- 整腸剤が処方される消化器疾患。

- 感染性胃腸炎
- 少し効果あり。

- 炎症性腸疾患
- 効果なし。

- 過敏性腸症候群
- エビデンスが充分でない。

- 抗菌薬関連下痢症
- 有効。

- シーディー腸炎
- 有効はあきらかでない。

- 乳糖不耐症
- 乳糖の少ないもの、ミヤBM,ビオフェルミン

- 整腸剤のデギュスタシオン
- 3種類の菌株があるビオスリーがおすすめ。
- 抗菌薬関連下痢症に関してはどれもおなじ。


- ヨーグルト
- R-1
- 山形県舟形町70~80才 57名、佐賀県有田町60才以上85名を対象に1073乳酸菌ヨーグルト群と牛乳群のいずれかにランダムに割り付けし、8週間、12週間継続摂取を行なったら風邪罹患率が低減した。
- LG21
- ピロリ菌陽性の通常除菌と通常除菌+LG21乳酸菌入りヨーグルトでは併用群が除菌率が高い。
- GG
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- ヨーグルトのデギュスタシオン

- 充分なエビデンスはない。
- 乳酸菌やビフィズス菌は長く体内で生きられない。毎日継続して摂取が必要。
- いろいろ試して自分にあったものをおすすめする。