ここの所、初夏のような日差しで・・・
しっかり、防御してなかった、私の白い柔肌は・・・ダメージを受けてしまった。
痒い、首から上が・・・痒い・・・。
昼休み、会社の熟女たちから、
『はやく、病院にいったほうがいいわよ、ひどくなるよ』
そう言われ、課長に・・・
『早退して、病院に、行きたいのですけど
』
『今から、前のあそこの皮膚科にに行けば良い』
『えぇ~だって、あそこあんまり、評判よくないって・・・』
『行ってみらな、わからんやろ・・・』
『仕事がはじまってしまうかもしれませんけど、今から行ってきます』
ちっ、早退して、良い病院に行きたかったのに、
野麦峠勤務状態じゃ、仕方ないかぁ・・・
なんか、あそこの病院、嫌だわ・・・課長の鬼~~
案の定、いったら、患者は、誰もいない・・・。
初診なので、住所なんぞ、書いてたら、
なんか、もぞもぞ動く白髪頭・・・が看護師さん越しに見える・・・。
医者は、老人・・・爺かぁ・・・。
すぐ、私の下の名前で、その爺さんが、私を呼ぶ
『○○子ちゃん・・・○○子ちゃん・・・』
連呼する、
『は、はい、(マジで、やばい・・・、やっちまったかぁ・・・)』
診察室は・・・何?
本の山、それも乱雑に積まれ、診察台も埋もれている。
なぜか、先生と桜井美子(ニュースキャスター)のツーショット写真
突っ込みどころ満載だが、我慢した。
先生?爺かとおもったけど、そこまでの、年寄りではなさそう?
見分けがつかない風貌・・・
髪は、ロン毛で、もさもさ、博士のようだ・・・。
症状をいって、話を聞くと
『今、中国大陸から、黄砂や、光化学スモックで、流れてきて、それで、色んな症状が、でてきてるのよねん。』
『・・・・』
『良い治療方法を、教えましょん』
とだしおったのが、これ・・・・
みえる、手作りのラベル『太古の秘水』だって
だから、いったじゃん・・・評判良くないって・・・
怪しすぎる、うさんくさい・・・。
これつけたら、超美しくなるんだって・・・。
もちろん、飲み薬とまともな塗り薬ももらったわよ。
一応、言うとおりにやってみますわ・・・
もしも・・・ってことも、ありえるし・・・
ほんと、野麦峠・・・みたい
満足に治療もしてもらえなかった、女工さんたち(肺結核だったけど)
課長に、訴えたら
『美しくなれるじゃん、よかったね』だとさ・・・
・・・