中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

新春のお慶びを申し上げます

2025年01月07日 | こぼれ話
新春のお慶びを申し上げます。
本年も宜しくお願いいたします。

今日は七草。松もとれる頃となりましたが・・。




毎年のことですが、お正月はゆっくり朝酒、手作りお節で過ごしました。
おせち作って50年。(*^^)v
今年も16種類ほど手作りのおせちと、生活クラブで購入7種の伝統的おせちで、蟹も海老も数の子もない、質素だけれど安心の食材を味わいました。いつまで手作りできるのか…。
トップ画像は大根、人参、小松菜だけの雑煮。昆布と鰹出汁。
お餅も一緒に煮ます。
料理学校へ行った頃はいろいろ海のものや鶏肉やら使いましたが、お雑煮は野菜だけで十分おいしいことを悟りました。山暮らしの母の故郷の味でもあります。そして三日目は、連れ合いの故郷の白みそ仕立ての雑煮も作ります。

お節は2日目の盛り付け。日替わりで少し違えます。
去年より種類も量も減らしました。カウントダウンの体制に入ったようです。
最後に残るのは何か私も興味津々です。(*^-^*)

作っていて思ったのは、レシピは見ないでも覚えていますが、以前のように、買い出し、下ごしらえを含め、段取りがもたつく感じがありました。年だな・・と実感しました。

あれを買い忘れたとか、先にこれからかかれば後がスムーズだったとか・・。
体力が衰えると、集中力も落ちます。
愛媛の栗の甘露煮をどこへしまったのか…、注文を忘れたのか…わからなくなり往生しました。
いつもと違う場所にしまって、それを忘れていたのです。(?_?)
仕方のないこととはいえ、染色の仕事も料理と重なる点が多々あります。
徐々に縮小して、無理なくできるようにしなければいけないと思いました。

自家用を織るだけなら、元気なうちは続ければよいことですが、一人で何もかも責任をもち、お客様からお代を頂戴するのですから、ゆるい仕事はできません。
その辺のことと向き合いながら静かにフェイドアウトしていきます。

さて、ご注文もいただきながら遅くなりましたが、帯揚げの新色も染めあがりました。湯のし屋さんからもとどきました。
すぐに販売の用意ができませんが、整いましたらインスタでお知らせします。

また、25年度の紬塾も今のところ前向きに考えておりますが、流動的なことが続いており、正式には3月初旬に、HP、ブログ、インスタでお知らせします。

24年度の紬塾は12日が最終回です。




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