本日は彼岸の中日ということで、改修工事の進むお稲荷さんへ彼岸法要に行ってきました。
豊川稲荷を神社だと思っている方も多いと思いますが、前にもお話したように正式には『豐川閣妙嚴寺」と云う、山号を圓福山とする曹洞宗のお寺なんですよ。
ということで、我家の位牌も境内にある宝雲殿に安置して頂いています。
いつもなら法堂脇のうぐいす張りの廊下を抜け、通天廊を通り位牌が安置されている宝雲殿へとなるんですが、改修工事中という事で解体現場を横目に迂回路を通り宝雲殿へ向かいます。
まるで迷路のような迂回路を通り、やっと見慣れた通天廊に。
そして、一時間ほどで法要を終え、大広間へ移動。
精進料理にも春を感じますね。
宝ばしの箸袋に書かれた食事五観の偈
一つ この食物が食膳に運ばれる迄には、神佛の加護と幾多の人々の労力によることを思って感謝致します。
二つ 私どもの得行の足らざるに、この食物を頂くことを過分に思います。
三つ この食物に向かって貪る心を起こしません。
四つ この食物は私どもの心身を癒す良薬と心得ていただきます。
五つ この食物はまことの道を行ぜんがためにいただくことを誓います。
精進料理の美味しさも、食事訓の意味も恥ずかしながらこの年になってやっとわかるようになりました。
そして、食事を頂いた後はいつものように、法堂の様子を見に境内へ。
もう、ほとんど建物の原型はありません。
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