気ままな映画生活

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『苦役列車』 2012年7月3日 東映試写室 

2012-07-03 23:13:25 | 映画 く
苦役列車』 を試写会で鑑賞しました。

監督のティーチインを聞いて、この映画には救いがあったので納得しました

【ストーリー】
 1980年代後半。19歳の北町貫多(森山未來)は日雇い労働で得た金を酒に使い果たし、家賃も払えない生活を送っていた。他人を避けながら孤独に暮らす貫多だったが、職場で専門学校生の日下部正二(高良健吾)と親しくなる。そんなある日、古本屋で働く桜井康子(前田敦子)に一目ぼれした貫多は、日下部に取り持ってもらい彼女と友達になるのだが……。


山下監督の前作である、『マイ・バック・ページ』は、
長回し多用で観づらい作品であった印象があります。
今回の『苦役列車』も基本的には同じですね。
長廻し&固定カメラでした。
しかし、役者が違うので観ていて全然苦痛でない これは、大違いでした
森山未来君が凄い演技で観客を惹き込みます。
こんな人間の底辺の演技をできるのは、森山未来君以外に出来る人はいるのだろうか
という位に、ダメ人間を好演しています
ファンの人は観ない方が良いでしょうね(苦笑)

そして、前田敦子はぼちぼち無難な演技で安心しました
彼女はもしドラで大根役者とこき下ろされてましたからね~

高良君は良い人で、そういえばこの間の「シグナル」とは正反対でした

そんな映画ですが、R15だし興行的には厳しいことが予想されます。。。

底辺の人間が一人で生きていくには、、、あそこまで無頓着で不器用で
ぶっきらぼうでないと生きていけないんでしょうな

最後の背中から希望を感じ取れる映画ですので、是非見てくださいね


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