2019/1/1より始めておりますので10日ごとに記録を辿ってみます。
興味のある方はバックナンバーからご覧下さい。
2019/8/1は「12人の優しい日本人」で、以下「上意討ち 拝領妻始末」「少年」「少年時代」「昭和残侠伝 死んで貰います」「ショーシャンクの空に」「JAWS/ジョーズ」「ジョゼと虎と魚たち」「シリアの花嫁」「白い巨塔」と続きました。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」 2003年 アメリカ
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監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演 ジョニー・デップ ジェフリー・ラッシュ
オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ
ストーリー
海賊たちが大海を牛耳っていた頃、カリブ海の英国植民地の港町。
ある日、総督のひとり娘エリザベス(キーラ・ナイトレイ)が極悪非道な海賊バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)一味にさらわれる。
どうやら狙いは彼女が幼い頃から隠し持つ黄金のメダルらしい。
エリザベスは機転を利かせて海賊に取引を持ちかける。
その頃、英国海軍だけでなく、彼女を愛する鍛冶屋のウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)も、自らキャプテンと名乗る一匹狼の海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の助けを借りて救出に乗り出す…。
やがて明かされる不死身の海賊たちとウィル・タナーの秘められた過去と黄金のメダルの秘密・・・。
寸評
人気シリーズの第1作で、全体的な物語の構成は面白いと思う。
でももう少し広がりを持たせる事は可能だったような気がするし、一つ一つのエピソードももっと突っ込んで描けたのではないかと感じた。
最後のクレジット・タイトルの後に追加されているワンシーンも何か意味合いのあるものにできたのではないか。
僕はハリー・ポッター・シリーズよりは面白く見ることが出来たけれども、このシーンに関しては「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の同じような扱いのシーンの方がよく出来ていたと思う。
比較と言う点では、オーランド・ブルームが弓の名手として出ている「ロード オブ・ザ リング」の方が丁寧に作られていると感じた。
ただ僕が持っているブエナ ビスタ映画のイメージというものがあって、まさしくこれはブエナ ビスタ映画だ。
安心してみる事が出来るし、きっと子供達も日本語吹き替え版を見て満足できたのではないか。
始めてみた洋画として記憶に残る作品になっていたと思う。
ちょうど僕が子供の頃見た「南海漂流」のように。
そう思うと、ラブシーンらしいラブシーンはないし、ましてベッドシーンなんてまったく描かれていないけれど、しかしウィルとエリザベスの愛し合う気持ちは描かれているし、殺戮シーンも残酷なものにはなっていない。
深く掘り下げて話を重厚で難解なものにしてなくって、表面をあっさりなぞったストーリー展開としている。
その分わかりやすくて、リラックスしながら見ることが可能だ。(反面、途中で結末が予測できてしまったけれども・・・)
時々盛り込まれるユーモアも息抜きになる。
夏休みに親子で見る分には最良の一遍なのかも知れないし、はなからそれを目指した作品なのかもしれない。
だとすれば、テッド・エリオットとテリー・ロッシオの共同脚本は素晴らしいと言える。
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