おじさんの映画三昧

旧作を含めほぼ毎日映画を見ております。
それらの映画評(ほとんど感想文ですが)を掲載していきます。

ボディガード

2025-02-12 15:21:06 | 映画
「ボディガード」 1992年 アメリカ


監督 ミック・ジャクソン
出演 ケヴィン・コスナー ホイットニー・ヒューストン
   ビル・コッブス ゲイリー・ケンプ
   ミシェル・ラマー・リチャード マイク・スター
   トマス・アラナ クリストファー・バート ラルフ・ウェイト

ストーリー
ある日、フランクの元に今を時めくスーパースターである人気歌手で女優のレイチェル・マロンのマネージャーであるビル・デヴァニーが訪れ、数か月前から彼女のもとに脅迫状が送りつけられ、自宅が荒らされるなどの被害が相次いだことからレイチェルの身辺警護を依頼してきた。
フランクが早速レイチェルの豪邸を訪れたところ、わがままな性格のレイチェルをはじめスタッフのあまりの危機感のなさにしびれを切らした彼は依頼を断ろうとした。
ビルの懇願により結局警護を引き受けることになったフランクは警備体制を強化する。
フランクへの反発を募らせたレイチェルはフランクの目をかすめてライヴハウスでコンサートを行い、舞台に上がった男から客席につき落とされるが、駆けつけたフランクに助けられた。
錯乱状態になった彼女を心から介護するフランクを見て、それまで彼をただの邪魔者としか考えていなかったレイチェルは、初めて心を開いた。
レイチェルはフランクをデートに誘い、すっかり惹かれ合う仲となった二人はそのままフランクの自宅で一線を超えてしまった。
翌朝、依頼人に手を出してしまったことに深く後悔したフランクはあえてレイチェルを突き放す態度を取ってしまい、誤解したレイチェルは当てつけのようにフランクの元同僚だったグレッグ・ポートマンを誘い、無断で外出するなどの問題行動を繰り返す。
もうこれ以上レイチェルの警護は無理だと判断したフランクはビルに辞めると告げたが、その直後にレイチェルの一人息子フレッチャーを騙った犯人からの脅迫電話があり、強いショックを受けたレイチェルは全てのスケジュールをキャンセル、フランクと運転手を除くスタッフ全員に休暇を出した。
結局警護を続行することにしたフランクはレイチェルとフレッチャー、そしてレイチェルの姉ニッキーを連れてオレゴン州の田舎にある自身の父ハーブの家にかくまった。
しかし、安心したのも束の間、フレッチャーが一人で乗ったボートが危うく爆破されそうになり、危険を感じたフランクは直ちにここから脱出するよう促した。
ニッキーはフランクに事の真相を打ち明けた。
かつて歌手を目指していたニッキーだったがレイチェルの方がブレイクしてしまい、嫉妬心から偶然酒場で出会った見知らぬ男にレイチェル殺害を依頼してしまっていたのだ。
自責の念に駆られたニッキーは依頼を取り消そうとするも男の連絡先も知らなかった。
その直後、ニッキーは何者かに暗殺され、フランクはその手口からプロの犯行だと睨み、アカデミー賞受賞式に出席するというレイチェルを止めるが、最優秀主題歌賞にノミネートされている彼女は舞台に立つことを決心する。
受賞式当日、客席にある映画スターのボディガードとして入場したはずの昔の同僚ポートマンの姿を見つけ、彼が犯人だと直感する。
見事に主演女優賞を受賞したレイチェルがステージに上がったその時、カメラマンに変装していたポートマンはレイチェルに向けて発砲したが、フランクは自ら銃弾を受けてレイチェルを守り、ポートマンを射殺して事件を解決した。
全てを終えたフランクはレイチェルたちと飛行場で別れの挨拶を交わした。
別れを惜しむ2人だが、ショービジネスと政治家の警備というそれぞれの世界に帰っていくのだった。


寸評
作品自体は平凡なものだが、主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が良くて、僕はCDアルバムの「ボディガード:オリジナル・サウンドトラック・アルバム」を買った。
僕には、主題歌があってこの映画が存在している。
レイチェルが狙われているのは姉のニッキーの嫉妬に原因があるのだが、姉妹の確執が焦点にならずケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストンのラブロマンスに重心が置かれていて、サスペンス作品としては軽い。

ホイットニー・ヒューストンは浴槽の中に倒れ48歳の若さで急死したが、遺体からコカインが検出されていることから、入浴中にコカインの影響で心臓発作が起こり浴槽に沈んだらしく、遺体はコカイン中毒の為かボロボロだったらしい。
しかし、その事でアルバムの色があせるわけではない。
僕は映画「ボディガード」より、アルバム「ボディガード」を断然評価している。
アルバムを聞くたびに映画を思い出す逆パターンである。


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