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寒来光一の日替わり笑話

お笑い作家・寒来光一(さむらいこういち)が、毎日(たぶん?)、笑いのネタをお送りします。

電話ボックス(笑ートエッセイ)

2007-11-15 00:42:12 | 笑ートエッセイ
 電話ボックスにいる人の姿を、最近、すっかり見かけなく
なった。今、電話ボックスを利用するのは、誘拐犯とその他
ごく一部の人ぐらいである。
 したがって、たまたま電話ボックスに入っている人の姿を
見かけたら、それは誘拐犯かその他ごく一部の人と思って間
違いない。
 さすがにこのような状況では、近い将来、廃止される運命
がやって来ることも考えておかなければならないだろう。し
かし、まだ携帯電話を持っていない人もいるのは事実だ。い
や、それだけではない。携帯の電池が切れた、相手に携帯の
電話番号を知られたくない、10円玉が財布からあふれている
などといった場合などにも、非常にありがたい存在である。
また、電話ボックス自身も、風景としてなかなか捨てがたい
魅力を備えたものである。
 効率化を追い求める現代社会においては、一度失われてし
まったものは、二度と復活しない運命にある。この貴重な財
産を失わないようにするためにも、実はかけていないのにか
けているふりをするとか、いろいろな手段を講じて、NTT
をけん制しておきたいものである。(将来は、電話ボックス
という機能にとらわれず、一時休養とか喫煙場所としての転
用が検討されるかも?)


  笑顔を認識して、自動的にシャッターが切れるデジカメが登場
  したそうです。すごい!
  監視カメラにも応用したら、みんな笑顔になるかも? 
コメント (1)
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スーパーのかご(笑ートエッセイ)

2007-11-12 00:37:26 | 笑ートエッセイ
 近くのスーパーに、よく出かける。レジを済ませ、買った物
を袋に詰め替えていると、時々カラのかごが無造作に台の上に
置かれていることがある。
 混雑時には、そのかごのせいで、台の作業スペースが狭めら
れ、迷惑度がかなり上昇する存在となる。それでも、買い物客
は、自分の作業を終えると、その存在を全く無視するかのよう
に立ち去っていくのである。
 自分のかごと重ねて、レジの横にある収納場所に置くのが、
そんなに面倒くさいことなのだろうか。ひょっとして、自分以
外の買い物かごに触れるのは、法を犯すとでも思っているのだ
ろうか。とにかく、だれも手を出そうとしない。
 と、その時である。中年の女性が、さっと自分のかごと重ね
ると、さも当然のことのように、さっさと片づけてしまったの
である。その動作は、まるで10年も前から、毎日その動作を繰
り返しているかのように、本当に自然な感じだった。そのさり
げなさが、何とも言えず、さわやかな印象を残したのである。
 もちろん、私も負けてはいない。その後、何回かチャレンジ
しているが、悔しいことに、なかなかその時の女性の境地にま
では達していない。二つのかごを重ねて運んでいる私の表情は、
少し得意気であり、まるで社会的に重大な貢献をしているかの
ように、正義感に満ちあふれたものになっているようなのであ
る。
 これも、やはり経験の差なのだろう。地道に努力を積み重ね
るしかないのだ。ところが、そのチャンスは、なかなか訪れな
いのである。そこで、時々は、空の買い物かごを、台の上に置
いておくようにと、スーパーへの要望欄へ書き込もうかと思っ
ているところである。


  昨日、健康診査を受けました。今年から始まった腹囲計測、
  ちょっとショックな数字! よし、今日から、節食と運動に
  頑張るぞ! 
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メモ(笑ートエッセイ)

2007-11-09 00:32:25 | 笑ートエッセイ
 ものをよく忘れる。忘れるからメモを書く。しかし、メモを
書いたことそのものを忘れる。したがって、メモ用紙は、どこ
かに放置されたままである。
 不思議なことに、必要性がなくなってから、メモが見つかる。
メモが見つかると、メモを書いていたことを思い出す。
 こうして記憶がよみがえるのも、メモを書いていたからこそ
である。メモの効用は、なかなか侮れないものがあるのだ。


  昨日、また一つ年を重ねてしまいました。 
コメント (2)
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「人」という字(笑ートエッセイ)

2007-11-06 00:29:04 | 笑ートエッセイ
「人」という字は、人と人とが支え合ってできていると言われる。
しかし、あれはどう見ても、左の人の方が楽をしているように思わ
れる(人間の足の形が語源という説もある)。


  政局の混迷が、続いていますね。
  連立の言い出しっぺは、だ~れだ? 
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乱文乱筆(笑ートエッセイ)

2007-11-03 01:23:55 | 笑ートエッセイ
 手紙の末尾に、「乱文乱筆失礼しました」と書いてあるのを
見かけることがある。それも、整った文章、きれいな文字が書
いてある手紙に限って、見受けられるのだ。
 しかし、いまだ、そんな言葉が書いてあるメールには、お目
にかかったことがない。メールの場合、乱筆とは言わないし、
乱文だけではいかにも納まりが悪い。「乱文乱キー」と書くの
もどうかと思う。何かいい言葉は、ないのだろうか。


  いったい密室で、何を話し合っていたんでしょうね。
  本当は、連立話なんかじゃなくて、碁を一番打ってい
  たとか? 
コメント (5)
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