寒来光一の日替わり笑話

お笑い作家・寒来光一(さむらいこういち)が、毎日(たぶん?)、笑いのネタをお送りします。

デジカメ(笑ートエッセイ)

2010-10-31 00:41:54 | 笑ートエッセイ
 新しく買ったデジカメに、ビューティーモードというのがある。
 小ジワやシミを目立たなくさせ、修正してしまうという機能であ
る。
 こうなると、写真といっても「真実」を「写」すことになるのだ
ろうか。

 そのうち、もっと進化し、ヨン様モードとかキムタクモードなど
が登場するかもしれない。



   門司駅北口で、船を回すというパフォーマンスを見てきました。
   初めて見たら、びっくり仰天するようなものです。
           ↓
     http://www.ustream.tv/recorded/9646332

   明日31日15時から15分間。これが最終日のようです。 
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時計(笑ートエッセイ)

2010-10-27 00:30:46 | 笑ートエッセイ
 時計を見て大あわてしたが、その時計が止まっていることを思い出
し、胸をなでおろした経験はないだろうか。

 まんまと時計にだまされたわけだが、そんな時計を詐欺罪で訴える
わけにもいかない。反省の情を示してなのかどうかは定かではないが、
少なくとも、1日に2回は正確な時を指すのだ。
 その点、うちの壁時計は性質(たち)が悪い。いつも2分進んでおり、
1日中虚偽の表示をしているのである。

 ある時、正確な表示に合わせたことがあった。
 すると、それをうっかり忘れ、いつもの感覚で家を出たために、バ
スに間に合わないことがあった。やはり、時計にだまされたのである。
 この場合は、正確なのにだまされたわけだから、時計の方に全く非
はない。それだけに、怒りの持っていき場がなく、ストレスを抱え込
むことになる。

 こんなことなら、時計の時刻を合わせるんじゃなかった。そんな後
悔で、心がいっぱいになった。
 そんな教訓を得たおかげで、その時計は、常に正確に2分速い時を
刻み、人間の信頼を得ているのである。



   予言タコのパウル君が亡くなったそうです。
   明日のトップ記事は、これかな?……って、そんなアホな! 
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地球温暖化(笑ートエッセイ)

2010-10-23 00:51:21 | 笑ートエッセイ
 地球温暖化が進むと、冬の気温が上がるので、暖房がいらなく
なり、エネルギーの節約になる。
 その結果、温暖化防止につながるという議論がある。

 しかし、その論理でいくと、夏はさらに気温が上がるので、冷
房を強くすることになってしまう。
 その結果、エネルギーの消費が増え、ますます温暖化促進に拍
車をかけてしまうのではないだろうか。

 こんなことを熱をこめてしゃべっていると、だんだん暑くなっ
てしまいそうだ。
 やはり、地球温暖化のためには、もっとクールな議論が必要だ
と思われる。



   女子フィギュアスケートの村上佳菜子選手、演技もすばらしかっ
   たけれど、はじける笑顔がそれ以上に最高でした。
   浅田選手のデビューを思い出しました。 
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大きな幸せと小さな幸せ

2010-10-19 00:32:48 | 笑ートエッセイ
 毎日、小さな幸せを感じるには、部屋を整とんしておくのがいい
だろう。
 部屋が片付いてすっきりしていると、心まですっきりしてくる。

 毎日、大きな幸せを感じるには、部屋を乱雑にしておくのがいい
だろう。
 探している物が見つかった時、心が浮き立つような喜びを感じる
ことができる。



   パリーグのクライマックスシリーズ、ロッテも粘りますね。
   でも、最後はやっぱりホークスが勝たなくっちゃ。 
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食べ物(笑ートエッセイ)

2010-10-15 00:45:50 | 笑ートエッセイ
 妻の知人である外国人と、食事に行ったことがある。
 食べ物に関心が強いらしく、日本に輸入されている果物などは、
農薬まみれになっているとか、いろいろと説明してくれる。

 そんなに気にすると、かえってストレスがたまり、体に悪いので
はないかと言うと、たとえそれで命を失ってしまったとしても、社
会的な意味があるのだから本望なのではと、冗談交じりに反論して
きた。

 そんな彼が、ファミレスで注文したのは、なんと次の4品。枝豆、
ウインナーソーセージ炒め、ごぼうの天ぷら、ポテトチップス。
 これが夕食だと言う。
 いったいどこが、体にええんやっちゅうねん! 



   チリの33人、全員無事救出されましたね。
   感動の救出劇でした。
   それにしても、こんなに離れた日本で、あれだけ詳しく放送され
   とは、チリの人たちもびっくりしているかもしれません。 
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自由席(笑ートエッセイ)

2010-10-11 00:34:08 | 笑ートエッセイ
 ほぼ満員の特急に乗っていた時のことである。
 私を含め、多くの人が立っていた。当然のことながら、停車駅に
近づくと、空きそうな席はないか、目を血走らせている。

 その車両は、もちろん「自由席」車両だ。だが、これだけ多くの
人が乗っていると、車内での移動はおろか、姿勢を変えるのもまま
ならない。
 これのどこが「自由席」なのだろう。
「自由」とは、制約を受けずに、思う通りに、という意味だったは
ずである……そんなことをぼんやりと考えていたら、また目の前に
誕生した空席を奪われてしまった。

 そのいら立ちで、ますます疲労が濃くなってくる。ぼうっとした
頭に、ふと一つの考えが浮かんだ。
 空席ができても座らない自由、座席に縛られない自由。それが、
この「自由席」の意味なのだ。
 そう考えると、惰眠をむさぼっている乗客たちが、「座らない自
由」を奪われた哀れな人間に見えてきた。

 その時、大きな駅に着き、たくさんの人が降りていった。目の前
に、いくつかの空席が生まれた。
 心が制止しても無駄だった。
 体が素早く反応したのだ。

 気がついた時には、深々と腰を下ろし、安堵の息をついている自
分がいた。
 そして、こう思った。
「不自由席も、そう悪くないものだ」


   明日は「体育の日」。
   秋晴れの下、長距離ウォーキングでもしようかなと思っています。 
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一笑一会(笑ートエッセイ)

2010-10-07 00:35:38 | 笑ートエッセイ
 本にサインする時には、自分の名前とともに、「一笑一会」という
言葉を記している。

「一笑一会」は、もちろん「一期一会」をもじったものだ。
「一生にたった一度の出会いかもしれないのだから、笑えるような縁
でありたい。一番素晴らしい笑顔を見せたいものだ」という意味であ
り、(自分で言うのもなんだが)なかなか深みのある造語ではないだ
ろうか。

 それもありがたいことに、画数がとても少ない文字なのだ。
 これだったら、私の字の下手さ加減も少しはごまかせるのではと知
人に話したところ、「画数の少ない字ほど難しい」というつれない答
えが返ってきた。
 こんな知人とは、「一笑一会」の関係になれそうにもない。



  今日は、ノーベル賞化学賞に二人が受賞するというビッグニュースが
  飛び込んできました。
  こんな明るい話題ばかりだといいんですけどね。 
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近藤正臣(笑ートエッセイ)

2010-10-03 00:26:13 | 笑ートエッセイ
 近藤正臣という役者がいる。
 陰謀を策す家老などがよく似合う俳優である(現在は、大河ドラ
マ『龍馬伝』で土佐藩主の山内容堂を怪演している)。

 しかし、この人の顔を見ると、いまだにピアノを足で軽やかに弾
いていた学生服姿が、頭の中に浮かんでくる。
 『柔道一直線』、おそるべしである。


  私と同年輩の方だったら、きっと共感してもらえるはずです。 
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