「ありがとうございます」
「がんばりますよ」
被災者たちが、目をうるませながら語る。
やさしさをもらったのは、私たちの方なのかもしれない。
勇気づけられたのは、私たちの方なのかもしれない。
外国にいる人や帰国したばかりの知人の話では、
「大丈夫?」と多くの人から声をかけられるそう
です。
「ありがとうございます」
「がんばりますよ」
被災者たちが、目をうるませながら語る。
やさしさをもらったのは、私たちの方なのかもしれない。
勇気づけられたのは、私たちの方なのかもしれない。
外国にいる人や帰国したばかりの知人の話では、
「大丈夫?」と多くの人から声をかけられるそう
です。
津波に襲われたまちの惨状は、戦争で爆撃を受けた
まさにそれだった。
しかし、戦争は人災。
津波は天災である。
人災には、憎しみが残る。
天災には、憎しみが残らない。
戦争がいかに愚かなことか。
それを今度の地震は教えてくれた。
カズ選手が復興の願いを込めたゴールを決め
ました。
希望の光を与えてくれるシュートでした。
大丈夫? がんばれ! もう少しだ。
お先にどうぞ。いいからいいから。こんな時はお互いさま。
ありがとう。すみません。助かります。
こんな言葉が、どれだけ交わされたことだろうか。
やさしさがどんなに心に力を与えてくれるものか。
多くの人が実感したのではないだろうか。
絆、縁、共に生きる……。
現代社会が忘れがちだったものの大切さを感じさせ
られます。
日本と仲の良かった国はもちろんのこと、日本といがみ
合っていた国も、あまり縁のなさそうな国も、日本に手
を差しのべてくれた。
この恩を忘れまい。
このうれしさを忘れまい。
子や孫に伝えていこう。
それが平和を築く礎となるのだ。
133か国が支援を申し出てくれているそうです。
娘が住んでいるアラブ首長国連邦でも、いろんな国の
人が募金活動に協力してくれるとのこと。
本当にありがたいことだと思います。
デジタル放送で、双方向化が実現した。
鮮明な画面からは、悲しみや寒さが伝わってくる。
それなら、こちらの励ましの声を伝えてほしい。
それで少しでも被災者の心と体が暖まるのなら、それ
でこそデジタル放送にしたかいがあったというものだ。
週刊誌はどれも震災特集一色です。
津波のものすごさ、被災された方のつらさが、テレビ
とは違った形で伝わってきます。
「この震災は天罰だ」という発言があった。
もしそうなら、人間の行い次第で、自然をコントロール
できることになる。
人間が「我欲」を捨てれば、地震は果たして起きなかっ
たのか。
そうではないと思う。
今度の地震は、大自然の前では人間がいかに無力である
かを教えてくれたのである。
死者が1万人を超えましたが、行方不明者も1万
7000人います。
遺体が見つかった悲しみ、遺体が見つからない悲
しみ、何とも言えないつらい思いでしょう。
その苦しみ、分かる。
いや、絶対に分かるはずがない。
その悲しみ、分かる。
いや、絶対に分かるはずがない。
でも、分からなくても分かりたい。
ちょっとだけ、ちょっとだけでも分かりたい。
そんな思いが、あなたの苦しみを少しでも軽くできる
のなら。
そんな思いが、あなたの悲しみを少しでも小さくする
ことができるのなら。
プロ野球は4月12日にセ・パ同時開幕!
選手会の思いが通じて、本当に良かったと思います。
「無縁社会」
そんな言葉を、津波が押し流していった。
日本中の人がつながっている。
世界中の人々がつながっている。
高校野球の選手たちは、阪神・淡路大震災の年に生まれた
年代なんですね。
ニュースで見ましたが、心のこもったすばらしい選手宣誓
でした。
家族、友人、家、家財道具、船、車……。
すべてが津波にのみ込まれてしまった。
失ったものは数えきれない。
人のぬくもり、やさしさ、助け合い、譲り合う心……。
得たものは、わずかに数えられるほどだ。
だからこそ、得たものを大事にしていきたい。
きっとそこから、新しい力が生まれてくるはずだ。
朝日新聞のサイトで、避難所にいる人や亡くなった人
の名簿を検索できるようになってるんですね。
すばらしいシステムだと思います。
↓
水がない、食べ物がない、着る物がない。
被災者の悲痛な叫び声が、心に突き刺さる。
本がない、ビールがない、ラケットがない。
悲痛な叫びがそんなぼやきに変わるのは、いつの日のこと
だろうか。
そんな中、10日ぶりに入浴し、満足そうな被災者
の方の顔が映し出されました。
風呂には、人に力をよみがえらせる力があることを
改めて実感します。