温泉津と書いて“ゆのつ”と読みます。
普通はちょっと読めませんね。
日本海に面した神の国出雲と浜田の中間地点くらいにあり
R9から入って行くと入り口のアーチからぐるっとUターンをする様な形になり
狭い道路を挟んで時代から取り残された様な宿屋が並んでいる。
ここは世界遺産の石見銀山の一部で
銀山より運ばれた鉱物をヨーロッパなどに積み出した港町でもある。
きっと当時の鉱夫達もここで英気を養ったに違いない。
もちろん温泉自体の効能も素晴らしくお湯も優しい肌触りで
日本温泉協会で最高評価の“オール5”を取得していろのもうなずける。
ナトリウム・カルシウム一塩化物泉の泉質は鉄分のせいか茶色をしている。
立寄り湯は元湯と薬師湯があり
前回元湯に入ったので今回は薬師湯に浸かる事にする。
バイクを停めると「あら、大きなバイクね」っと話しかけてきた。
あれこれ説明しても理解できる訳でもないのでいつも愛想笑いで誤魔化す。
元湯の方は熱かったイメージがあったので
「ここ、ちょっと熱かったですよね」と切り返すと
「いや、ちょうどいい温度ですよ」と答えてくれた。
人の感覚程あてにならないことはない。
道を聞いてすぐそこだよと答えられて、道に迷った事数知れず。
今回も正直どうかなと思ったが
「後で3階でコーヒー飲みながらゆっくりしていってね」と言って
旅人をもてなしてくれたので、まんざらでもないかなと思えてきた。
もっと素直になればいいものを…
ちょっと違った方向に病んでいく私がいる。
浴槽自体は大きくないが茶色く染まった床が
「旦那、効能ありまっせっ」って言っているようだ。
もちろん満足いく湯である。
当然の様に長居になった。
入浴後、お勧めの3階に足を運んでみる。
明治時代の西洋の香りを漂わせるガラス張りの窓際に座り
嬉しい事に無料のレギュラーコーヒーを飲みながら
お湯と同じ色の石州瓦の波を眺める。
「昔からちっとも変わんないんだろうなぁ」
そう思う男一人旅にはちょっと場違いなシーンであったが
ノスタルジーに浸るならベストな所であった。
普通はちょっと読めませんね。
日本海に面した神の国出雲と浜田の中間地点くらいにあり
R9から入って行くと入り口のアーチからぐるっとUターンをする様な形になり
狭い道路を挟んで時代から取り残された様な宿屋が並んでいる。
ここは世界遺産の石見銀山の一部で
銀山より運ばれた鉱物をヨーロッパなどに積み出した港町でもある。
きっと当時の鉱夫達もここで英気を養ったに違いない。
もちろん温泉自体の効能も素晴らしくお湯も優しい肌触りで
日本温泉協会で最高評価の“オール5”を取得していろのもうなずける。
ナトリウム・カルシウム一塩化物泉の泉質は鉄分のせいか茶色をしている。
立寄り湯は元湯と薬師湯があり
前回元湯に入ったので今回は薬師湯に浸かる事にする。
バイクを停めると「あら、大きなバイクね」っと話しかけてきた。
あれこれ説明しても理解できる訳でもないのでいつも愛想笑いで誤魔化す。
元湯の方は熱かったイメージがあったので
「ここ、ちょっと熱かったですよね」と切り返すと
「いや、ちょうどいい温度ですよ」と答えてくれた。
人の感覚程あてにならないことはない。
道を聞いてすぐそこだよと答えられて、道に迷った事数知れず。
今回も正直どうかなと思ったが
「後で3階でコーヒー飲みながらゆっくりしていってね」と言って
旅人をもてなしてくれたので、まんざらでもないかなと思えてきた。
もっと素直になればいいものを…
ちょっと違った方向に病んでいく私がいる。
浴槽自体は大きくないが茶色く染まった床が
「旦那、効能ありまっせっ」って言っているようだ。
もちろん満足いく湯である。
当然の様に長居になった。
入浴後、お勧めの3階に足を運んでみる。
明治時代の西洋の香りを漂わせるガラス張りの窓際に座り
嬉しい事に無料のレギュラーコーヒーを飲みながら
お湯と同じ色の石州瓦の波を眺める。
「昔からちっとも変わんないんだろうなぁ」
そう思う男一人旅にはちょっと場違いなシーンであったが
ノスタルジーに浸るならベストな所であった。
薬師湯は地震(明治頃かな?)で湧出量が増えたため「震湯」と言われるんですが、本来の温泉津の湯は元湯の方だけです。こちらは体験されたとおりの熱さです。
以前訪れた時は元湯に入ったはずです。
でも薬師湯は雰囲気があっていいですね。
ちっちゃい街ですけど、いい感じで好きです。
温泉津はちっちゃい街なのでのんびり楽しんで見てください。一緒に石見銀山も是非どうぞ!
両方とも9号線沿いだから、すぐ分かります。