ベーシックインカムというのは国民全員に一律で生活保障をする制度です。
日本では実際にやったことはないですが、アラスカやフィンランドではテスト的に実施されているようですね。
昨今の年金制度のニュースであれこれ言われていますが、年金もある意味で年齢を堺にベーシックインカム的な意味を感じます。
ベーシックインカムも年金も基本的に財源があってこその制度ですよね。
アラスカがベーシックインカムを導入できるのも石油産業からの利益があるからできるようなもの。
財源がなければ話にならない。
誰かが稼いでくれて初めてできます。
そこで、「誰かが」というのがミソです。
「自分で」稼いでというのではない。
当然の様に不公平があります。
年金ももともとの仕組みがオカシイから色々といわれるのではないですか?
現在年金をもらってる世代は貰える年金分の金額を今まで納付してますか?
してません。
100歳まで生きてたらそれを支えるためのお金を年金として今まで貯めていないです。
お金は元々において変動する価値ですから、高齢者の収めていた時期は今のお金で言えば100円でも100円くらいの価値がありました。
そういう時期がありました。
1960年頃ですね。
でも、現在はその100円が100円となりやがては1万円になります。
今、年金を納めている人の10000円はそれを年金として貰えるようになる頃には10万円になるかもしれない。
ところがお金は変動します。
かつてソビエト連邦が崩壊してロシアになるころに聞いた話ですが、極度のインフレで物不足となり、店に行っても物が無い。
なので、1万円出してもパンも買えない。
なにせ物がないのですから。
そのように日本でももしホルムズ海峡が封鎖されて油が日本に入らなくらって、食品加工が出来なくなったら、またはそれが高騰してパン一個が1万円のなったらどうしましょうか?
年金を100万円もらっても、パン100個しか買えません。
暴動が起きますよ。
お金ってそれほど不安定なものです。
今までそういう事が起こらなかっただけです。
日本の国は地震が多いからみんな頑張って色々な対策を事前に準備してます。
地震の少ない国よりもかなりシビアに考えてやってます。
同様にお金が不安定な事を知ってる国の人はあまりお金に依存してないのでしょうね。
国もそうです。
日本と言う国は奇跡的に1500年も一国で統一されて来ました。
これは島国だから。
ガラパゴスと言われる由縁ですね。
でも それも保護でもされない限り耕されるんでしょう。
昔から東洋の島国を占領しようとしてきた白人達。
アメリカによって植民地立場になって、国民は西洋化、否、アメリカ化されてきました。
その証拠に日常にいっぱいアメリカの言葉や文化に影響されまくっています。
日本的な家屋に住んでる人が少なくなり、都市化してしまいました。
スーツやドレスを着てるし、ジーンズを履いてる。
着物を着ろとは言わないまでも、文化や思考がアメリカ化してますよね。
それを近代化って言葉で「正しい」と思ってるんです。
本当に正しいと言う言葉を意識するならば、「先祖から親兄弟や親族などが仲むつまじく生活できること」がもともとの日本人の精神的な根幹を支えてきたのではないのか?と感じてます。
アメリカの文化は「開拓者文化」でしょう。
新しい土地を自力で開拓する。
そして戦って勝ち取る。
そういう意識です。
日本人の心にある「和」ではないように感じます。
日本人はいくさや戦争をしても勝ったところの土地はそこの先住民たちを組織に入れるということを組み立てるだけ。
その土地の先住民にはそこのそのまま住まわせて、生活の仕方を勝った方にあわせるだけ。
東南アジアでの戦争の頃もそうでした。
だから土地の人たちはそこまで酷いと感じてない民族も多い。
日本を嫌う民族はそこの民族達が色々と自分達で勝手に妙な事をしでかして、それを「日本人のせいだ」と言ってるに過ぎないのでは?
そのように嘗ての私達の生活の仕方はどうだったかをもっと意識するべきだと思うのです。
年金も悪いこととは言いませんが、嘗ては家族が大勢居てみんなんで支えあって、年寄りになったら子や孫が生活を共にするのです。
いろいろな嫌な事は たとえ大金持ちでも大差なく起こります。
隣近所も和気藹々のお付き合いができればもっと良い。
インターネットも否定はしませんが、むしろ顔を付き合わせる日常の生活を疎かにしすぎている様に思います。
国の対策もそれも含めて国際的な動きができればもっといいな、と感じてます。
今の時代はなかなか難しいことはわかりますが。
いろんな国が虎視眈々と我々を狙ってますから。
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