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【京アニ初公判】「人生もてあそぶ闇の人物への反撃」と弁護側、心神喪失で無罪主張 - 産経ニュース

2023年09月09日 11時03分18秒 | 事件と事故



【京アニ初公判】「人生もてあそぶ闇の人物への反撃」と弁護側、心神喪失で無罪主張 - 産経ニュース (sankei.com) 

さすがに、無罪はないでしょうが



アニ初公判
「人生もてあそぶ闇の人物への反撃」と弁護側、心神喪失で無罪主張
2023/9/5 13:06



青葉真司被告
青葉真司被告

令和元年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の弁護側は5日、京都地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で「青葉被告にとってこの事件は、人生をもてあそぶ『闇の人物』への反撃だった」と説明した。青葉被告側は起訴内容を認めているが、事件当時は精神障害による心神喪失の状態だったなどとして無罪を主張している。


弁護側は冒頭陳述で、青葉被告が31歳のころから小説を書き始め、インターネット掲示板のコミュニティー上で「ライトノベル編集者」から一目置かれ、「アニメ監督」からもアドバイスを受けるようになったとした。


しかしこの「アニメ監督」とのやり取りで「レイプ魔」などと揶揄(やゆ)されたことで、自身が過去に起こした女性への暴行事件のことを知られていると疑心暗鬼になり、激しく落ち込んだという。


自暴自棄になった青葉被告は34歳のとき、コンビニ強盗事件を起こして服役。弁護側はこのときの刑務所生活の中で「闇の人物」から、貸し出しの本やテレビCMなどを通じ、さまざまなメッセージを送られるようになった、と述べた。


検察側が犯行動機として指摘する「京アニ大賞」に応募した自作小説の落選についても、弁護側は「闇の人物が仕組んだ」と青葉被告が捉えていたと説明。そのうち「闇の人物と京アニが一体となって、嫌がらせをしている」「闇の人物と京アニからは逃れられない」と思い込むようになり、両者を「消滅させたい」と犯行に及んだと訴えた。





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ここに出張ですが>台風13号 8日午後に東日本にかなり接近・上陸へ 伊豆諸島や関東甲信は線状降水帯発生の可能性も

2023年09月09日 08時03分26秒 | 天候のこと


> 来ますね!
この天候で、都内に出張です☆

台風13号 8日午後に東日本にかなり接近・上陸へ 伊豆諸島や関東甲信は線状降水帯発生の可能性も 東日本・東北は土砂災害などに厳重警戒(ウェザーマップ) - Yahoo!ニュース 




台風13号 8日午後に東日本にかなり接近・上陸へ 伊豆諸島や関東甲信は線状降水帯発生の可能性も 東日本・東北は土砂災害などに厳重警戒
9/8(金) 6:03配信




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ウェザーマップ
台風13号 予想進路


 台風13号は8日午後には東日本にかなり接近し、上陸する見込みだ。東日本や東北では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要となる。なお、伊豆諸島では引き続き8日午前中にかけて、関東甲信では、8日日中から夜にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。


 台風13号は、8日午前3時には潮岬の南東にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心の北東側330キロ以内と南西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。台風13号は東海道沖を北上して、8日午後には、東日本にかなり接近し、上陸する見込みだ。東日本や東北では台風周辺や台風本体の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となる見込み。

以下はリンクで


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Jesus Christ Superstar

2023年09月09日 06時03分24秒 | 歴史的なできごと
jesus christ superstar
劇団四季のミュージカルからです。

この作品は、イエス・キリスト(ジーザス・クライスト)が十字架にかけられるまでの最後の7日間を描いたミュージカルである。


今からおよそ2000年前、ローマ帝国領のパレスチナに一人の青年が現れた。
大工の息子ジーザスは、人々に新しい教えをとき、数々の奇跡を起こしているという。 圧政に苦しんでいた民衆たちは、たちまちジーザスの言葉に耳を傾けるようになり、彼こそ「救い主」「神の子」と讃える。

弟子の一人、イスカリオテのユダにとってジーザスは「神の子」ではなかった。
ジーザスを愛するユダには「全て御心のまま」という師の真意が理解できない。
マグダラのマリアもまたジーザスを愛していた。

彼女は、かげりの無い、純粋で献身的な愛をジーザスに注ぐ。

ジーザスが「ただの人」だと露見したとき、人々はそれを許すはずが無い。 彼らの怒りによってジーザスは押しつぶされてしまうだろう。 そう予感していたユダは、師ジーザスを裏切る決心をする。



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渡鹿野島 「売春島」>女将が宴会中盤『気に入ったコがいたら宜しく』と…」会社の慰安旅行先が“ヤバい島”だった若手社員の告白

2023年09月09日 01時03分39秒 | 女と男のこと

ママの合図で2階からドタバタとオンナ10人が…」最盛期の“ヤバい島”を体験した男が語った高揚感と恐怖  から続く 


【画像】“売春島”の現状の写真を全て見る(21枚)  

公然と売春が行われる“ヤバい島”として、タブー視されてきた三重県の離島・渡鹿野島。「売春島」と呼ばれているこの島の実態を描いたノンフィクションライター、高木瑞穂氏の『 売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ 』(彩図社)が、9万部を超えるベストセラーとなっている。 

 その後も取材を続ける高木氏が、最盛期に訪れた経験のある客たちの視点で、渡鹿野島の当時の状況に迫った。(全2回の2回目。 #1 から続く) 

◆◆◆
「売春島」に3度、渡った男
 大阪在住の前田さん(71歳、仮名)は計3回、売春島に渡っていた。前編で紹介した1回目の渡航の2年後、1991年ごろに再訪したが、状況は変わらずだったと懐古する。 

「この時は1人で行きました。別の置屋でまたロングを選び、20代のフィリピン人。当時は1989年に一斉摘発されるまで続いた奈良・大和郡山の『郡山新地』もフィリピン人ばかりだった。フィリピンの子は気立てが良く、働き者だから重宝されていたんです」 

 かつてヤクザ組織に属していた元置屋経営者の男性は、渡鹿野島と奈良県の関係をこう証言する。

 「奈良にも置屋が立ち並ぶ売春が盛んな地域がありました。そこから連れてきた女のコが多かったそうです。A組は、その置屋街の仕切り屋でした。売春を商売にすれば、やはりヤクザも絡んできます」 

 2人の話を紐づけると、フィリピン人は郡山新地から送られて来たことが想像できる。島にフィリピン人が増えた理由には、郡山新地の壊滅と、暗躍するヤクザの手引きがあったのだろう。 

 前田さんが3回目に訪問したのは、さらに3年後の1994年ごろ。「日本人がいる」という情報がきっかけだった。 「噂を聞きつけて行ってみたら、本当に日本人がいて驚いた。20代から40代の日本人が3人、20代のタイ人が2人でした」 

 当時、前田さんは娼婦たちに素性を尋ねたが、いずれも多くは語らなかった。本国の家族に送金するために島に来た出稼ぎフィリピン嬢、借金のカタに売られた日本人……さほどに過酷な境遇なのかと、そう慮るしかなかったという。

以下はリンクで>


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5人ほど売り飛ばしましたよ」ヤクザが暗躍、公然と女性が街中で…三重に実在する“ヤバい島”

2023年09月09日 00時03分10秒 | 女と男のこと



今も公然と売春が行われ“売春島”と呼ばれている三重県の離島・渡鹿野島――。「ヤバい島」として長くタブー視されてきたこの島の実態に迫ったノンフィクションライター、高木瑞穂氏の著書『 売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ 』(彩図社)が、単行本、文庫版合わせて9万部を超えるベストセラーになっている。 


【画像】“売春島”の置屋で顔見せをする売春婦たち  

現地を徹底取材し、夜ごと体を売る女性たち、裏で糸を引く暴力団関係者、往時のにぎわいを知る島民ら、数多の当事者を訪ね歩き、謎に満ちた「現代の桃源郷」の姿を浮かび上がらせたノンフィクションから、一部を抜粋して転載する。 

(全3回の1回目。 #2 、 #3 を読む) ◆◆◆

“売春島”で人身売買をしていた元ブローカー
 どうして僕がこの“売春島”に魅せられたのか、そして表も裏も歴史や内情を

紐解き一冊の本にするまでに至ったのか。  


その昔、といっても約8年前(取材時)、僕はある週刊誌の取材で初めて、この“売春島”を訪れた。 

 体験ルポの体裁で、“売春島”の実態を潜入取材する。そこで見たものは、置屋はもちろんホテル、旅館、客引き、飲食店などでも女のコを紹介、斡旋してくれセックスできるが、一方で桃源郷と呼ぶにはほど遠い、寂れたこの島の実態だった。そして、“売春島”の今を定点観測できただけで満足し、先人たちと同様にヤバい島だと書き記すだけで、あくまで興味本位に過ぎなかったのである。まだ、この時は。  


その後、僕は一人の男と出会った。フリーライターという職業柄、新たなネタを探していた。そのなかで、件の“売春島”で人身売買をしていた元ブローカーに話を聞くチャンスが降ってきた。  

それが、後述するX氏である。僕は、別の週刊誌に『元人身売買ブローカーが明かす「伝説の売春島」の真実』というセンセーショナルなタイトルで、Xが体験した“売春島”の内幕記事を書いた。  


これまで闇に埋もれていたこの島の暗部を浮き彫りにするX氏の証言に、僕は大きな衝撃を覚えた。それ以来、「もっとこの島のことを知りたい、探りたい」という取材者としてのエゴが沸々とした。



伊勢志摩サミット開催で注目されて…

 そして、2016年5月のサミット(G7首脳会議)により、ふたたび“売春島”が注目されたことで、機が熟す。 “売春島”は、サミット会場になった賢島にほど近い位置にある。それにより複数の雑誌媒体などが“売春島”とサミットを関連させ、いまだ売春産業が続くこの島の現状をルポし、それと同時に行政側の隠蔽体質を浮き彫りにした。 

 しかし、それらの報道は、当事者たちを置き去りにした問題提起に過ぎなかった。僕が8年前から数回に亘ってこの島をルポしてきたように、年々疲弊する島の現状を伝える。観光業を全面に押し出しクリーン化を進める流れと、対極にある売春産業、その光と影の上澄みだけを掬い取り“過渡期”と論じる。それ以上でも、以下でもなかったのだ。 


 これが僕を突き動かした。 “売春島”では今も公然と売春が行われており、これは許されるものではないだろう。しかし、僕は売春産業に関わる者たちに触れ、なぜ公然と売春が続いてきたのかを知りたいと思った。“売春島”の成り立ちはもちろん、観光業に転じた経緯、そして凋落した現在に至るまで。過渡期と論じるだけでなく、内側に入り込み、自らの目でその状況を確かめ、当事者たちに真実と本音を聞いてみたいと思ったのだ。


売春の現場になる部屋

「そんなリスクを冒してまで売り飛ばしたくない」

――そして、2016年12月。僕は“売春島”の取材を始めた。 

 そもそも“売春島”は、なぜ娼婦が売られてくる島になったのだろうか。  その暗部を紐解くには置屋経営者やブローカーなどに話を聞かなければ始まらない。まずは旧知の仲の、ベテランスカウトマン・宮下(仮名)を頼った。 

「昔は沖縄・真栄原のちょんの間や長野県上山田温泉の本番コンパニオンに女を入れ込んだことがあるけど、俺のようなグレー系のスカウトでも売春島はないね」  

東京・渋谷を根城とし、どんな女でもカネに換えることで“ブス専門の沈め屋”としてその名を業界に轟かせていた宮下でも売り飛ばした経験はないと言う。 

「売春島はスカウトマンが介入できないんですか」 

 宮下は言った。

 「そもそも俺らがスカウトして風俗に流すのは、楽に稼ぎたいだけでそれほど覚悟がない、ともすれば逃げるような女なの。真栄原のちょんの間に売り飛ばした女は、ホスト狂いで200万のツケがあった。それで長年、仕事をするなかで知り合った、半グレのブローカーを頼って、そのブローカーはヤクザに引き渡したらしいんだけど、それもツレだった担当ホストから、『なんとかカネにしてくれ』と頼まれ、仕方なく。 

 俺らの実入りは成功報酬が基本で、あくまで女がある程度働いたらカネになる。そこにきて真栄原は、バンス(前借り金)ありきで女を売り飛ばすシステムなので、仮に女が逃げたら俺らの器量ではケツ(責任)が取れない。企業舎弟みたいな会社を通した上山田の案件にしても、必ず『一筆書いて』と言われる。だから、できればそんなリスクを冒してまで売り飛ばしたくないのが本音なんだよね」



ヤクザを使って沖縄や“売春島”に

 女が逃げたら、一介のスカウトでは保証ができない。だからヤクザが介在するのかと聞くと、彼は得意げに解説した。 

「いや、ヤクザは店との橋渡しをするだけ。あくまで女の保証人は連れてきた俺らか、俺らとヤクザの間に入るブローカーになる。 

 だからブローカーも慎重だったよね。女のコの面接をして、そこで覚悟を聞いて。もちろん同時に説得もする。それで大丈夫だと確信を得て初めて、ヤクザに引き合わせる。そうして間に何人も入るから、俺らスカウトも極力リスクを負わなくて済む。すると当然、実入りも少なくなる。折半の折半で、手にできるのは800万のバンスのうちの4分の1。たった200万をホストと分けた。  

多重債務者など追手から逃げたい女は別として、ホストで売り掛けを作ったような、有って無きカネでさほど覚悟もないまま売り飛ばされるヤツらは、逃げる可能性がある。だからヤクザを使って沖縄とか売春島とか、離島で脱出手段の乏しい場所に沈めるしかないんだよね。 


 ブローカーは『1000万は楽に稼げるよ』とクロージングし、ホストの売り掛けが200万のところ、800万の借用書を書かせて、女はカラダを売り続けさせられた。それでも10年前の真栄原はまだ景気がよかったから、1年後、300万ほどカネを作って帰ってきましたよ」


  宮下が話した内情は、さらに売春島の闇を色濃くした。真栄原に沈められた女からすれば、元金の4倍もの借金を返済したことになるが、女の作った、有って無き借金に群がる男たちの中にヤクザも介入しているのは間違いないようだ。  


しかし、疑問もある。宮下の話すブローカーは直接、店と取引した方が実入りはいいはずなのに、どうしてヤクザを頼るのか。一介のスカウトマンである半端な宮下は別として、素性が知れず、ともすればヤクザかもしれないブローカーなら、ヤクザを飛ばして仕事をしたとしてもおかしくない。


「5人ほど売り飛ばしましたよ」


 こうして階層形式の人身売買ルートが確立されている裏には、何があるのか。それを辿るため、さらに僕が方々の知人を頼った末に「彼なら知ってるかも」と紹介されたのは、元闇金業者の西条司(仮名)だった。  

1990年代後半、西条は、ある巨大闇金グループの幹部として鳴らしていた。金利はト5(10日で5割の利息)。この暴利から分かるように、フツーの金融屋が相手にしない、もう何処からも借りられない人間たちから、身包みを剥ぐ仕事である。数多の部下を抱えるなど頭角を現し、月2000万もの給与を手にした西条は、いつしか善悪の区別もなくなり、悪事を働く対価で得たカネで我が世の春を謳歌したという。 


 何気ない日常だったかのように、そう淡々と話した彼の経歴を一通り聞いた後、僕が売春島の取材をしていることを告げると、彼は「ああ、三重のあそこね」と、語調も変えず続けた。 

「5人ほど売り飛ばしましたよ」 


 あまりのタイミングのよさに驚いた。 「新規開拓のため、名簿屋から風俗嬢の債務者や滞納者リストを手に入れ、無作為にDM(ダイレクトメール)を送りつけてカネを貸していた時期がありました。でも女は、特に風俗嬢はよく焦げ付くんですよ。困ってウチの会長に相談したところ、『ガラ(カラダ)だけ抑えればカネにしてくれるよ』と、女衒を紹介されたんですよね。 

 その女衒は最後まで素性は明かしませんでしたが、おそらく稼業の人間(ヤクザ)だと思います。男ならゲイビデオに出演させる、女ならソープで働かせるなどして返済させます。  


でも、ウチの債務から逃げた人間を捕まえてカネにしようと思っても、ゲイビデオやソープだとまた逃げる可能性があるので、島に売り飛ばす他に方法がなかった。ソープの場合は債務者だと飛ぶ可能性があるからバンスが出ません。  だから、基本は自らソープに働きに行かせ、稼いだカネから定期的に返済させるんですが、あくまでそう仕向けるだけで。たかだか20~30万の債務で軟禁しながら働かせて訴えられたりしたら、身も蓋もありません。なら、ガラ(身体)だけ抑えて売り飛ばした方がラクだから。興味本位で沈める場所を聞けば、三重の“売春島”でした」


ヘルスで働く27才のシャブ中毒女性のケース

 手っ取り早く債権を回収するため、女は女衒に売り飛ばす。もちろん、全ての闇金が同じ手法ではないだろうが、少なくとも西条の回りでは20人の女が島流しされたという。 

「ヘルスで働く27才のシャブ中毒女には、ト5(10日で5割の利息)で10万貸しました。1回目の利息は返済したものの、2回目で飛んだ。だからその女を新宿で捕まえるとすぐに、女衒に50万で買い取ってもらいました。22才、ホスト狂いのソープ嬢は元金が50万だったので、少々高めの90万で買い取ってもらうことに。そういえば、1人AV女優もいた。素性を覚えているのはこの3人だけですね。 

 ガラを抑えたら、すぐに女衒を呼ぶんです。『私、どうされるんですか……』。女たちはそう不安を口にしました。もちろんビビらせてもしょうがないので、『働いてもらうだけだよ』と、優しく諭す。『嫌だ』と拒むコもいるけど、『ならお金返して』と返せば、ぐうの音も出ない。結局、お金が作れなくてこうなってるんですから。 

 でも、そうした人身売買で一番恐ろしいのはやはり、臓器売買ですよ。老若男女問わず、医者の診断で致命的な疾患がなければ誰でもカネになる。借金の額にもよりますが、通常は肝臓、腎臓など。それらでも50万は下らなかった。売ったことはないけど、眼球なら数千万で買ってくれるらしい。リスクは負いたくないから、その先にどんなシンジケートがあるか知らないし、知りたくもない。ウチとしては最悪、元本が回収できればいいわけで。だから、売春島に売られるなんて甘い方だと思います。10万の元金から、最終的に3億の自社ビルを奪ったこともありますからね」  臓器売買の話に身を縮ませながら、聞いた。


 「どんなルートで、女衒は島に送るのでしょう。仮に女衒がヤクザだとして、やはり、さらに身分が上のヤクザに引き渡し、その兄貴分が置屋と繋がっているのでしょうか」

  僕は、女衒がどんなルートで“売春島”に売り飛ばすかを知りたかった。これこそが、売春島の全容を知る手がかりになると思ったからだ。 

「『“売春島”に連れて行くんだよ』と、聞いたまでですね。女とウチの借用書、それまで知り得た女のデータなどと引き換えに、女衒から現金を受け取れば、それでおしまい。後のことは知らぬ、存ぜぬです」 

 西条は、できればそれ以上は関わりたくない、だから知りたくもなかった、といった調子で天を仰いだ。



どんな組織が“売春島”を仕切っているのか

 余計な詮索は身を滅ぼしかねない。こうしてヤクザが暗躍し、人身売買のルートが確立されていた90年代後半の“売春島”は、カネに塗れた悪党の彼であってもアンタッチャブルな存在だったということだろう。 

 しかし、だからといって立ち止まるわけにもいくまい。2人の話を聞いたが故に、新たな取材への道が見えてきたのである。 

 果たして女衒とはどんな人物なのか。その先にはヤクザが暗躍しているのか。過去の摘発事例からすれば、女衒から何から暴力団組織の仕事なのかもしれない。だとしたら、どんな組織が“売春島”を仕切っているのか――。 

「ショート2万、朝まで4万。置屋ではママが…」“ヤバい島”の実態を元ヤクザが赤裸々証言  へ続く


高木 瑞穂/Webオリジナル(特集班)


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