うさぎ学園 多趣味部

学長でウサギのわちゃまる君・ZIPPO・ウイスキー・旅行・ガーデニング・釣り・・・今日も全力で遊びます!

バックヤードでは繁殖も!さいたま水族館に行こう!(その6)

2020-10-16 22:16:11 | 22号室 水族館
『水族館探検ツアー』の中編だ!!


水族館の心臓部・機械室を出て、次の部屋に行くぞ~。
次はどんなとこに行くのかな・・・すっごくワクワクするなあ♬



魚たちのストックと繁殖をしている部屋に来たぞ!
凄いねえ、ここ!
写真のこのエリアは、展示している魚が死んでしまった時の交換のための魚や、イベントなどで特別展示する魚たちがストックされているのだ~。



進んで行った先に、こんなのが準備されていました☆
『ムサシトミヨ』の模型だな。
案内&説明してくれているスタッフが「この魚は何でしょう?」って聞く前に、「あ!ムサシトミヨだ!」って言ってしまった(-_-;)
ゴメン・・・。
スタッフ・・・何事もなかったように話を(練習通りに?)進めてくれました。



ムサシトミヨはトゲウオ科トミヨ属のトゲウオの仲間で、寿命約1年の魚です。
こういう寿命1年ぐらいの魚を『年魚』とも言います。
有名なところではアユとかね。
体長は3.5~6cmで、水温10~18℃の水質が良い冷たい湧き水があり、水草が茂る細い川に生息しています。
体にうろこがなく、背びれ、腹びれ、尻ビレにトゲがある魚で、敵から身を守る時などにトゲを出すからトゲウオ。
トゲウオの仲間は、オスが小鳥のように巣を作り、子育てします。
平成3年に「埼玉県の魚」に指定されました。
環境省や埼玉県のレッドリストで「絶滅危惧IA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)」に分類されています。
で・・・これがムサシトミヨが作った巣の標本☆



こっちはその巣の模型です。



ムサシトミヨの生息地の説明もありました。
埼玉水族館ではムサシトミヨの展示と保護、繁殖に力を入れているんですよ。
熊谷市にある元荒川の上流部が世界で唯一の生息地となっています。
元荒川の生息地は県指定天然記念物「元荒川ムサシトミヨ生息地」(地域指定)として、熊谷市ムサシトミヨ保護センターから下流へ約400メートルの区間を保護しています。
この区間では、生息環境を守るため魚の採捕や水草の採取などの行為は制限されています。
(以上、埼玉県HPより)




そしてここがムサシトミヨの繁殖エリア!
この水族館の力の入れ方が分かります☆



こんな感じに水槽の中に小さな水槽が並べてあって、その中でムサシトミヨの稚魚たちが飼育されています。



プラケースが改造されていて、飼育しやすくされています。



おおお・・・小さなオーバーフロー水槽なんだなあ。



ここに水温やエサの種類やエサを与えた時間などが記入されています。



これは産まれて1か月ぐらいの若魚。



この飼育槽の魚たちはお腹が大きいね。
抱卵してるんだな。



この黒いシートが貼られている水槽が繁殖水槽。
この中で巣作りして産卵が行われています。
これは・・・見たくても見れない~。
産卵中のムサシトミヨが怖がらないように目隠ししてるんだね。



この写真で分かるかな~。
網の上にモヤッとしたものがあるんですが・・・。
ムサシトミヨの卵です。
もうすぐ孵化するそうですよ。



次回、あの魚の歯は10円硬貨を曲げる!!
お楽しみに!!