林業試験場にはハルニレやハルニレの品種で枝に翼やコブのあるコブニレが植わっていますが、これらハルニレの葉に5~7月にかけて一枚の葉に数個、袋状の虫えい(虫こぶ)が毎年作られています。
形は不定形の袋状で全体に毛があって、色が黄緑色から赤紫色でお世辞にもきれいだとは言えない代物です。この虫えい(虫こぶ)はオカボノクロアブラムシによって作られます。
虫えい(虫こぶ)を切断してデジタル顕微鏡でのぞくと内部には細かな毛があって、その中に1尾の幹母と成長しきっていない有翅虫が入っていました。
6~7月にかけて有翅虫が成長し、虫えい(虫こぶ)の側面が裂開して飛び立ち、二次寄生先のイネ科植物に移るのだそうです。イネ科に付く黒いアブラムシだからオカボノクロアブラムシなのですね・・・↓ こちらは成虫も混じっています。
そして秋には産性虫となってハルニレに舞い戻ってくるのです・・・。
今日は南甘漁協の解禁日なのですが、解禁日の喧騒(最近は場所取りの凄さに辟易・・・)を避けて3Kで渓流釣りに行ってきます!
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昨日、旧江南町(現熊谷市)の雑木林で、今シーズン初のセミの声を耳にしました。何セミかまでは解りませんでした。
確かに目立つ形、色ですが・・・他の大きな生き物に食べられたふしはありませんでした。この手の虫えいにはダニやハエの幼虫などが捕食動物としているそうです。
今頃鳴くセミとするとエゾハルゼミかハルゼミではないでしょうか?