かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

ぐんまのアユ事情:稚アユが遡上する量はどのくらい?

2009年09月30日 | 釣り一般
稚アユの遡上について考えていく前に、次のグラフ(群馬県のアユの漁獲量)を見て戴きたいと思います。



見て分かるように一番たくさん獲れていたのは昭和55年の669トンです。この年の放流量は約16トン、匹数にして508万尾です。この放流魚の半数が漁獲できたと仮定し、漁獲時の体重を60gで計算すると放流魚の漁獲量は約152トンとなります。実際の漁獲量は669トンですから残り517トンは天然アユと言うことになります。漁獲した天然アユを1尾60gで計算すると約860万尾が漁獲できたことになり、遡上量の半分が漁獲できたと仮定するとこの年の天然アユの遡上量は約1700万尾と言うことになります。
かなり荒っぽい計算なので定かではありませんが、昔は相当量の稚アユが利根川水系に遡上していたと考えられます。

そして、もう一つのグラフを見ていただきましょう。



これは5年ごとのグラフですが、前述の論法と同じことを一人当たりに換算したものです。グラフを見ると、昭和期には放流魚の漁獲予想値を実際の漁獲量が遙かに超えていたものが、平成に入って放流量に見合う量も漁獲できなくなってしまったことが分かると思います。これも荒っぽい論理なのですが天然遡上のアユが平成に入ってから漁獲に寄与しなくなった、つまり遡上量が激減したということにならないでしょうか?

実際に遡上量を調査した数値は、前回紹介した
福田睦夫氏のレポートぐんまの利根川に遡上する天然アユあるとおり平成初期は10万尾台と非常に落ち込んでいるのです。

それでは遡上量が減った原因は何処にあるのでしょうか? 
最高値の漁獲量を記録した時期には、利根河口堰も利根大堰も江戸川水閘門も既に出来ていて運用されていましたし、不漁の原因とされている冷水病の蔓延やカワウの食害が顕著になったのは遡上量が激減する平成初期よりも後の平成7年以降なのですから、これ以外に原因があることになります。

しかし、漁獲量確保の手段として稚アユの放流にのみ頼りすぎていて、天然アユ激減の原因究明が全くなされていなかったのが現状で、未だ確かなことは分かっていないのです。


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ぐんまのアユ事情:アユ仔魚は海に辿り着けるのか?

2009年09月29日 | 釣り一般
森・川・海のつながりの大切さ、河川工作物の問題について具体的に考えてみます。

まず、アユ仔魚の降河問題です。群馬県水産試験場の調査研究で利根川のアユ産卵場は新上武大橋の上流付近にあることが確認されました。調査では10~12月に川を下るアユ仔魚が採捕され、特に10月下旬から11月上旬にかけて多かったようです。

さて、問題はこのアユ仔魚が4日以内に海にたどり着けるかどうかなのです。孵化したアユ仔魚にはお腹の部分に卵嚢があって此処に蓄えられた栄養で4~5日は餌を口にしなくても生きていけるそうですので、その期限内に海にたどり着いてシオミズツボワムシなどの小さなプランクトンを食べられればセーフ、そうでなければアウトと言うことになります。


利根川の産卵場から銚子の河口までは約170kmです。アユ仔魚は泳ぐ力は弱く、かつ太陽の光に弱いのだそうで、日没後に浮き上がって川の流れに身を委ねて夜に川を下るそうですから、これらの条件と流速を勘案して到達日数を予測すると、どうも3日以上掛かってしまうようです。

さらに産卵場から河口までの間には湛水して流速が緩やかになっている利根大堰と利根河口堰があるのですから、さらに日数が掛かってしまうのではないかと推測できます。

(利根大堰の上流、武蔵水路側から)


しかし、利根川から海まで下るルートは他にも2系統があるのです。一つは利根大堰で取水される武蔵水路から荒川を経て東京湾に下るルート、もう一つは関宿から分流した江戸川を通って東京湾に下るルートです。

(利根川の流域図)


武蔵水路に流れ込むアユ仔魚は相当数いるようで、
埼玉県水産試験場の報告書の利根川のアユ資源復活のために行なった調査結果の中に武蔵水路での仔魚の調査報告があります。このルートは農業用水や工業用水、水道用水が目的で設置されているため途中での利用が多く、荒川に入り秋ヶ瀬取水堰を通過して海にたどり着ける量はそれほど多くないのかも知れません。

次に江戸川ルートですが、こちらは産卵場から約110kmと利根本流よりも60数kmも短くて期待が持てるのですが、利根本流と江戸川にどんな割合で流下していくのかが不明です。さらに河口付近には江戸川放水路の行徳可動堰(開いたことがない!)と江戸川水閘門があって、此処でも流速が遅くなってしまうのです。

利根川を下るアユ仔魚の量は数億から数十億匹と推測されているのですが、その内どのくらいの仔魚が海まで辿り着けているのか・・・全く分かっていないのが現状です。

一方、対策として利根大堰を管理する
独立行政法人水資源機構の利根導水総合事務所では、アユ仔魚の降河をスムーズに行えるように、降河時期の堰の放水方法を変更して川の中央部に流速が強い部分を作って武蔵水路に迷入しないような措置を取り始めたりしています。今後、色々な調査研究が進んで有効な手法が見つかり対策が取れる日が来ることを願うばかりです。

次回は、海で育って春に川を遡上する稚アユの問題を考えてみたいと思います。


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ぐんまのアユ事情:森・川・海のつながり

2009年09月28日 | 釣り一般

(タイトル名を「ぐんまの水産環境を考える」から「ぐんまのアユ事情」に変えました)
河川湖沼に棲む生物にとって、森と川や海のつながりはとっても大切な要素となっていますが、釣り人だけではなく人間全てが自分たちの生存にも影響するという意味で、森と川と海は水だけでなく、様々な物質の流れでつながっているということを改めて認識する必要があると思います。


森林には落葉広葉樹、常緑広葉樹、針葉樹、草本などたくさんの種類の植物が生えています。これらの植物は土の中に根をはって、地上には枝葉を繁らせ、太陽のエネルギー、水、酸素や二酸化炭素などの空気、土の中の養分を利用して体を作っていきます。その土の中にも地上の幹にも葉にも微生物や昆虫・鳥など様々な生き物が複雑な関係を持ちながら暮らしています。

この森から河川や湖沼には間接的に、あるいは直接的に水や養分、落ち葉や虫などたくさんの物質が供給されています。そして、これらを利用する微生物や昆虫・魚など生き物が複雑な関係を保ちながら河川や湖沼の内外に暮らしています。

私が作った川の仕組みのパンフです。大きい画像はコチラからどうぞ。


さらに、川に入った土砂や水・養分など様々な物質は海まで運ばれ、砂浜をつくり、海草を繁らせ、プランクトンを増やし、魚など多くの動物を育て、食う食われるといった生態系を作り上げて豊かな海を育てているのです。
さらに、海に下ったり、逆に河川に上ったりして繁殖や生長する様々な生き物が海と川とを行き来しています。

・・・と書けば簡単なのですが「森・川・海のつながり」といった仕組みは現在でも分からないことがほとんどで、総合的な研究は始まったばかりなのです。

このように分からないことばかりなのに、人間は自分には分からなかったり、理解できなかったり、使いづらかったりすると自分たちの身勝手な都合に合わせて単純化してしまう傾向があって、そのように造り変えてしまうのです。
例えば、川をまっすぐにしてしまったり、堤防をコンクリートで固めてしまったり、水を高度に利用するため堰を作ってしまったりと・・・人間の便利で安全な生活のためには仕方ないと言われればそれまでなのですが、生き物にも優しい構造物であって欲しいものです。



最近では生き物に優しい構造物に変える方向性も出てきたことは喜ばしいことですが、まだまだ多くの構造物は生き物にとって大きな壁となって立ちはだかっているのです。


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ばくちょうの湖のはずが・・・野尻湖のヒメマス

2009年09月27日 | ヒメマス釣り

信州の迷人から野尻湖が爆釣との情報が入ってきました。すっかりヒメマス釣りコンビとなった邦ちゃんと意気揚々と行ってきました。
いつものように6時30分少し前にマリーナに到着です。今日同船するのは、なんと群馬の方で高崎のHUさんとKAさんで上州組は4人、信州組は迷人と前回も一緒だったSAさん2人でした。



7時30分ごろに前回より少し沖よりで開始です。暫くして最初に当たったのが隣のKAさんと私で取り込み成功、続けてきて2尾目も取り込めました。「一番最初に来ると後が良くない・・・」とつまらないジンクスが頭を過ぎります。
でも、またまた当りが・・・そして次はダブルです。ところが下の1尾がバレてキラキラと光りながら沈んでいきます。慌ててタモ網をだして掬おうとしましたがダメ・・・これがアヤの付きはじめです。



その後は当りがあっても掛からなかったり、掛かって巻き上げ始めると軽くなってしまったりと全然キープできません。そして、前回と同じく風強くなり、さらにバス釣り・水上スキーのボートが行きかって船が大きく揺られコマセが直ぐに無くなってしまいます。
そのような中、迷人だけは順調に上げています。他の5人は1ケタ台で追いつ追われつの低い時限の勝負となってしまいました。

邦ちゃんが取り込んでいるところです。


2時40分にコマセも終わり、なんと7尾という貧果で終了です。迷人一人で28尾とほぼ制限です。上州の4人組は束になってかかっても、やっと同数という体たらくでした。今回も課題の多い釣りとなってしまいました。「もう一度来ないとダメかな・・・」




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ぐんまのアユ事情:水産環境(魚の生息環境)を考える

2009年09月26日 | 釣り一般
まだまだアユ釣りに勤しんでいる釣り人が多い中(今日も碓氷川中瀬には数名居ました)、私は早々と竿を仕舞ってアユ釣りはオフシーズンに突入です。そして今はヒメマス~ワカサギに移行中です。

オフシーズンにはゆっくりとアユを中心とした「ぐんまの水産環境(魚の生息環境)」を考えてみようかなと思っています。
一般的に水産環境(魚の生息環境)では、このブログの「アユがたくさん釣れる川づくり」や「利根川の天然アユは取り戻せるか?」で少し触れたように「河川の構造」、「水量や水質」、「生態系」が重要な要素となっています。

一つ目の「河川の構造」では、魚にとって餌場、繁殖する場、避難する場が豊富にあることが重要です。海と川、上流と下流など河川の連続性とともに、瀬や淵・ワンドなどが自然な状態で残されて居ることが大切です。



二つ目の「水量と水質」では、魚の生息に必要な豊富な水量と良好な水質が保たれていることが重要です。ダムや取水堰による水量の変化、冷水現象などの水温変化、濁水現象や水質汚濁などが魚など生き物の生息に大きな影響を与えているのです。



三つ目の生態系では、食物連鎖や共生・競争関係などに基づく生態系の多様性が維持されていることが重要です。現在、アユの冷水病やコイヘルペスウイルス病などの魚病の蔓延、カワウによる食害、外来魚による食害などが問題となっています。



これらの項目と課題について色々な調査や研究結果を参考にしながら何回かに分けて考えていってみたいと思います。


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本の紹介16:会誌『ランドスケープ研究』

2009年09月25日 | 
社団法人・日本造園学会が年4回刊行している会誌『ランドスケープ研究』です。以前は『造園雑誌』という名称だったものが改題された学会機関誌で、造園関係の話題・特集や研究情報、行政情報などが内容になっています。



私の専門分野は一応、森林風致や景観生態学の系列なので、その知識を維持するため就職以降30数年間読み続けています。会費は正会員が12,000円で年4回の『会誌』や年1回の『研究論文集』、隔年で『造園作品集』が送付されて来ます。購読のみも可能で年間12,000円となっています。

社団法人・日本造園学会は「造園という伝統的な職能が蓄積してきた技術と文化のうえに、近代的な理論と科学的体系を構築すること」を目的として1925年に設立されたわが国最初の造園学に関する学術団体です。
現在の会員数は約3,200人で、大学の研究者から国や地方公共団体の行政担当者、民間のコンサルタントや設計事務所に勤務する実務家に至るまで極めて幅広い多様な会員を擁していて、その活動の対象となる領域は広範囲なものとなっています。


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利根川の天然アユは取り戻せるか?

2009年09月24日 | アユ釣り(~2023)
利根川は坂東太郎と呼ばれるように流域面積(16,840km平方)では日本一の河川です。上流県である群馬県には423もの本支流(一級河川)があって、総延長は2,934kmもあります。
そして、本流は元より渡良瀬川や烏川、吾妻川などにも天然アユの遡上がみられました。もちろん現在でもある地点までは多少の遡上は見られ、前橋の県庁裏あたりから坂東大堰あたりまでの利根川や烏川の高崎地区あたりではそれなりに釣れているようですが、その尾数は非常に少なくなっているのが現状です。

早春の利根川


その理由は、様々な問題が考えられます。
大都市を下流に抱えていて水を高度に利用するため多くの人工構造物が作られているから、稚魚が遡上できない、仔魚が降河できない、水温が低すぎる、水質が悪い、冷水病、カワウの食害・・・と様々な問題が提起されています。多分、それらの複合的な理由なのでしょうが・・・。

中でも、稚魚の遡上と仔魚の降河は中心となる課題だと思っています。
一時期、利根大堰が問題であると言われていました。確かに魚道の構造や取水方法で問題は多いのですが、それなりの遡上や降河は確認されています。
では、何処が一番のネックなのかと下流まで見ていくと、江戸川の水閘門にたどり着きました。

利根川の構造物(koizumi作成)


そうです! 利根川は銚子に流れているだけでなく関宿で分流して江戸川に流れ東京湾に入っているのです。その東京湾がアユ仔魚の「ゆりかご」となって大きく育ち、春に東京湾に流れ込む各河川に遡上して来ているのです。


東京湾には多摩川や荒川、そして江戸川が流れ込んでいます。アユはサケと違って母川回帰では無いと言われていますから10~15kmしか離れていない各河川には均等に遡上していいのではないかと思われます。
ところが平成18年度を除いて江戸川(実際は江戸川では調査していませんので、利根大堰での遡上量で比較しています)の遡上量が極端に少ないのです。例えば平成20年度は多摩川(調布堰)で139万尾、荒川(秋が瀬堰)93.9万尾、利根川(利根大堰)31.7万尾となっています。
あくまでも推論ですが江戸川水閘門はアユをはじめとした多くの魚類の海と川との行き来に大きな影響を及ぼしているのでしょう。此処を通過できない限り利根川への大量遡上は望めないのかも知れませんね!


詳しくは私の友人である福田睦夫氏が書いているレポートぐんまの利根川に遡上する天然アユをお読み下さい。


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本の紹介15:月刊機関紙『森林技術』

2009年09月23日 | 
会報・機関誌の類の2弾目、社団法人・日本森林技術協会発行の『森林技術』です。会員向けの月刊機関誌で、以前の名称は『林業技術』でした。



内容的には森林・林業情報の伝達、技術的課題の解説、新しい技術の紹介等で、会員の技術向上に向けて編集・発行されています。創刊は大正11年と古く、2008年11月に800号を超えました。
会費は3,500円で会誌が毎月送られてきます。一般の方の購読は1冊530円+送料68円です。

私の会員歴は就職してからなので30数年になります。これも長ければ良いってモンじゃないかも・・・あまり林業技術、森林技術が身に付いていないから・・・どうにか文字による知識だけは浅く広くなりましたが・・・。



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アユ釣り情報:本日の碓氷川・尺アユ

2009年09月22日 | アユ釣り(~2023)
渓流が終わり、預かっていた日鑑札を返しに「なかやすオトリ店」に行くと数名がアユ釣りの準備中でした。
その中にはK君も居て、昨日も午後から釣ったそうです。4回かかって全てバラシとか・・・Nさんは28cmクラスを3尾、噂では中瀬大橋下流で32cmが出たとか・・・まだまだ碓氷川は大きいのが居るようです。
でも、あと1週間で碓氷川上流地区ではアユも禁漁となります。ちょっと名残惜しいですね。



本日は、お昼から子供達や孫達とBBQの予定です。



何時も魚が焼けるのが遅く文句を言われるので、早目に冷凍庫の魚を解凍して焼き始めました。この連休は釣りもせず(させてもらえない!)花見と飲み会ばかりです。腹が出てきて・・・・

追伸)先ほど午後5時50分に電話があってK君が本日大型を2本釣り上げ、大きい方は32cm超、397gだったそうです。やったね!K君・・・粘った甲斐がありました。


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敬老の日:地元の敬老会

2009年09月22日 | 一般

昨日は敬老の日、私の住んでいる地域でも敬老会が行なわれました。私も地区の役員として前日から準備し、当日も早朝から諸々の準備をして開始です。対象は75歳以上で最高齢は94歳でした。



今年はボランティアで手品を披露している高崎市倉渕町の沖田歓楽さんにお出でいただき皆さんに喜んでいただきました。



その後は地元の若手ホープにやすき節(ドジョウすくい)を踊ってしていただき・・・やんやの喝采です。



出席者の女性陣による踊りも披露されました。



その後はカラオケと終了予定時間を1時間も超過するほど盛会に行なわれました。高齢者の方々のパワーは凄いですね!


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秋の花見ウィーク:大コスモス園(内山牧場)

2009年09月21日 | 風景
一昨日に続きコスモスを見に行きました。このシルバーウィークは花見ウィークになってしまいました。
場所は群馬県境にある長野県佐久市の内山牧場の大コスモス園です。前回8月26日に行ってほとんど咲いていないで空振りだったから再挑戦です。
でも昨日はメチャ込み・・・それもそのはず、荒船山で有名なアニメ作家(クレヨンしんちゃん:臼井儀人さん)が遭難して、その収容作業中でヘリは何機も飛び回り、道路は取材陣の車とカメラの放列です。

(荒船山の左上に小さくヘリが見えますか?)


(艫岩の上空にもヘリ・・・)


何も、こんな時に来なければいいのですが・・・コスモス園の展望台は人がいっぱいです。


まだ5分咲きというところでしょうか。


一周すると結構大変です。


コスモスって様々な花が有りますね。本当に色々・・・












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コスモス畑:鼻高展望花の丘

2009年09月20日 | 風景

昨日は渓流釣りから帰ってきてから、孫達と観音山ファミリーパークで遊び、鼻高展望花の丘で花畑を鑑賞してきました。



キバナコスモスの迷路を歩き、コスモス畑も歩いてきましたが、チョット砂埃が気になりましたね。



他にサルビアやトロロアオイ、セージなどの花畑もありました。






そして、長坂牧場へ行って「タンポポソフト」を・・・



結構、長い列が出来ていて買うまで時間がかかってしまいましたが、その分美味しかった!


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渓流釣り情報:群馬は閉漁

2009年09月19日 | 渓流釣り

明日で群馬県の渓流は閉漁になります。そして5連休のシルバーウィークなのですが色々と用事が有って竿を出せるのは今日の早朝のみです。
シーズン中にお世話になった吾妻漁協管内の小さな沢を訪れてみましたが減水で釣りになりません。3つほど回ってみましたが竿を出す状態ではありません。
それならばと林道沿いで山栗でも拾おうかなと行って見ると落ちていません。今年はまだ早いのかなと諦めて帰路に・・・
途中で、こんな動物に遭ってしまいました。尻尾が太く先端が純白・・・



キツネの撮影が出来たので「何か良い事があるかな?」なんて思いながら何時も帰りにちょこと寄る里川の傍を走ていると、何かに化かされたように川の横に車を停めていました。



「ダメ元でやってみるか」と堰堤の落ち込みに投入すると微かな当りがあって合わせると20cmのヤマメが釣れてきました。「おお、居るじゃない!」と時計をみると納竿予定時刻まであと1時間です。「急がなくっちゃ」と釣れそうなポイントを足早に釣り歩きます。そして上流の堰堤下でまたもや当りが・・・今度は引きが強いです。0.4号のフロロだったので一気に引き上げると26cmの太ったヤマメでした。その後、上流まで数ポイントを探り16~26cmのヤマメ6尾を釣って9時に終了しました。

今シーズンはこれで終わりと思うとちょっぴり寂しい気がしますが・・・「今年もお世話になりました。」と川に御礼を心の中でつぶやいて車に乗り込みました。
帰り道、所々に車が停まり釣りの支度をしている人も散見できました。皆さん、最後の渓流と思いながら入っているのでしょうね・・・頑張ってください!


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季節の花:ヒガンバナ

2009年09月18日 | 植物

もうじき彼岸・・・この時期の花と言えばヒガンバナですが、各所で真っ赤な花を開き始めました。今朝は、ちょっと早出をして田んぼの畦や塚に生えているヒガンバナの写真を撮ってきました。



富岡市堂山稲荷にあるシラカシの巨樹の下で咲くヒガンバナ(塚の周りはヒガンバナで一杯です)



マンジュシャゲ(曼珠沙華)、シビトバナ(死人花)、ジゴクバナ(地獄花)、ユウレイバナ(幽霊花)、ジャンボンバナなどと別名が多く、それも「死」に関連した名前が多い花です。中にはシタマガリとかミチワスレグサなどの別名もあり、ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)という呼び名は「花が咲いているときには葉が見られず、葉が青々としているときには花が見られない」という、この花の特徴を良く表していて好きな名前です。

妙義山をバックに通勤の車が行きかう畦に咲いています。多くの人はチラッと見ただけで出勤を急ぎます。


昔、読んだ植物関係の本に「長崎が被爆した年の彼岸に被爆地で真っ赤に咲いていたヒガンバナの話と救荒食としてヒガンバナの球根をすりつぶし何度も水に晒して毒を抜き団子にして食べる話」が載っていて、その後ずっとこの花を見ると、戦争の悲劇と飢餓という2つの話がオーバーラップして悲しく切ない気持ちになってしまうのですが・・・



そして、人家の庭先に植えられていた白いヒガンバナ・・・園芸品種でリコリスと呼ばれています。



日本のヒガンバナは3倍体のため交配しても不稔になってしまうのですが、中国には2倍体のシナヒガンバナがあって、これと暖地に生えるショウキズイセン(黄花)の交雑したものがシロバナヒガンバナなのだそうです。


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アユがたくさん釣れる川づくり

2009年09月17日 | アユ釣り(~2023)

先日、紹介させて戴いた本「天然アユが育つ川」や「自然はそんなにヤワじゃない」、そして内水面水試の「アユ資源研究」の論文などを読んでいると、どうもアユがたくさん育ち釣れる川とは生態系のバランスや河川の生息環境が整っている川であると言うことが朧気ながらに分かってきました。



例えば「天然アユが育つ川」の第2章/変わりゆく川/川虫に見る生態系バランスの崩れ・・・を読むと川の攪乱が少なくなった川やカワウの食害によってウグイやオイカワなどが少なくなった川では、川虫が異常繁殖してアユの餌であるラン藻やケイ藻を摂取する場所が無くなりアユは生息場所を放棄してしまうと論じています。



また、中央水産研究所内水面研究部
の研究によるとウグイなどが底生生物を摂食することで付着藻類の現存量を増加させアユの生長が促進される(トロフィックカスケード効果と言うのだそうです)との報告がされています。このため愛知県水試では川虫が増えすぎてアユが付着藻類を十分摂食できない区間でアマゴを放流して川虫を摂食させ、アユの餌料環境を改善できないか研究しているそうです。



そして、石に付いた青藻(カワシオクサ)も問題です。青藻が繁茂するのは川の富栄養化が進んでいること、出水による藻の流亡や河床の攪乱が少なくなったことに起因しているのでしょう。この改善には水質浄化に加え、河川構造物によって上流からの土砂の供給が減って藻を洗い流す効果が減ったことなどが考えられ、これを改善することが必要だと論じている研究もあります。



放流種苗や放流数量、放流技術も大切なことですが、これら生態系のバランスや魚の生息環境を取り戻すことも同時に行っていかないと本当の意味で良い漁場づくりは出来ないのでしょうね。

友釣りでアユ以外の魚が釣れると外道だと言って放り投げてしまったりする釣り人を時々見かけますが、これらの魚がいることで川の環境が保たれているのですから・・・優しくリリースしてあげましょうね!


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